用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

再塗装を終えた那覇の展示機

<編集履歴> 23Dec.2022公開

 

 那覇基地の展示の再塗装を終えたとの発信が公式Facebookなどで発信・公開されています。「再塗装記念」の日付を見ると12月1日。11日に行われた美ら島エアーフェスタの際にゆいレールの窓から再塗装された機体を眺められた方も多かったことでしょう。

 この展示場所は全国で最も「広報効果が高い場所」だと思ってます。沖縄本島に遊びに来た全国の旅行者が、空港からバスやレンタカーを使用しなければ、ほぼ確実に目にすることができる場所ですからねぇ。この一角の利用方法はまだまだ改善の余地があるとは思ってますが、それはまたいずれ、どこかで。

写真1 再塗装を終えた那覇基地の展示機群。(2022年12月11日撮影)

 

さて、用廃機の塗装作業にかかった費用はおいくら万円?と調べてみると、935万円だったようだ。添付の資料の7/8ページを参照してくださいな。

https://www.mod.go.jp/asdf/naha/acs/img/file5.pdf

 

 この契約金額が適切かどうかは別にして、全国各地の過去の入札事案の例からすると幾分高いなぁと言う感じがしますねぇ。「私の」金銭感覚の基準はこちらに記してあるので、参考にしていただければと思います。

”塗り”はいくら?(塗装工事費のお話) - 用廃機ハンターが行く!

 

 入札案件は時価で落札価格が変動することは理解しているけれど、以前にも用廃機等の処分の際にあんまりにも差が大きいのは好ましくない、という内容で会計検査院からの指摘がありましたね。部外者の立場では会計担当者に対して「まぁ、上手くやってくださいネ」としか言えませんが・・・。

【雑談】用廃ファントム一機、おいくら万円? - 用廃機ハンターが行く!

 

例えばですね、全国平均価格よりプラスマイナス30%程度を超える予算低減を果たした場合には基準額を超えた部分の金額のうちの何割かは用途を定めない基地の予算に組み込むようにすれば少しはモチベーションも高くなるかな・・・なんて考えます。会計担当者のモチベーションをより高めるならば、上手くやった個人のボーナスに反映させる方がよいのだけれど、そうすると間違いなく「接待等の不正事案」も生ずるのだろうなぁ・・・。

 

オチもマトメも無い雑談でした。

以上