各務ヶ原市の令和4年度予算案が市のサイトで公開されています。
https://www.city.kakamigahara.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/014/059/r4syuyou2.pdf
この28ページ(PDF表示の30/49ページ)には「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館新規展示機導入事業」として23,396千円が計上されています。事業の概要を見ると「地元ゆかりの航空機や搭乗体験用ヘリコプターを新たに導入し、博物館の更なる魅力向上を図る。」とされています。
文書上では「地元ゆかりの航空機」という表現しかありませんが、これまでの状況からこの機体はF-4EJ改の改修初号機である07-8431号機であろうと考えています(あくまで個人的見解ですよ)。「お待たせいたしましたっ!」というところでしょうか。
写真1 431号機が展示されると考えています。(2009年10月12日岐阜基地航空祭にて撮影)
また搭乗体験用のヘリコプターも導入されるとのこと。
これは良いことだなと思いますよ。
歴史的価値のある機体を一般(特にお子様)に開放してオリジナルの計器を破損されるより、一般に入手しやすい小型民間機やヘリコプターのコクピット部分を並べて「存分に遊んでもらう」方がはるかにマシだと思います。
(例えば東京・立川に展示されたR-HMを見てみよう。国内に一機しかない特異な機体だが、子供のおもちゃになってしまっている。ただし現在はコロナのおかげで操縦席へ入ることができなくなっているが。)
【東京都】GREEN SPRINGS(JR立川駅近く)のR-HM - 用廃機ハンターが行く!
ついでに言えば、多量に廃棄されたファントムなどはコクピット部分だけを切り出して「体験搭乗用」に各地に設置すれば広報効果の点からも良かったのではと思っていましたが、結局はその予算がどこにもなかったということでしょうね。
写真2 日本では浜松広報館以外では気軽に見ることができないファントムのコクピット。ユニット化してC-1やC-2に乗せて運び、各基地祭で展示するなんて考えは無かったのかな?(2019年3月2日オーストラリアエアショー、Avalon空港にて)
以上
<編集履歴> 03Mar.2022公開