用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【鹿児島県】霧島市上床公園のT-34A

<編集履歴> 24Jan.2022公開

 

<場所 Place> 霧島市溝辺町麓3391番地(霧島市溝辺コミュニティセンターの住所)

<座標 Location>  31.8246N, 130.6860E

<機体 Aircraft>  T-34A (61-0389)

<訪問日Visit>   27Mar.2011, 09Mar.2020 and 21Jan.2022

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写真1 機首を南東に向けて置かれているT-34A。(2022年1月21日10時30分ごろ撮影)

 

<行き方 Access> 

(1) 鹿児島空港ターミナルから北北西に道なりに約4.5㎞。徒歩約1時間。

(2) 鹿児島空港から最寄りのバス停「水尻入口(みずしりいりぐち)」を通過するバスの便は平日朝に1~2便しかないため、実際の訪問時には利用できない。基本は車で訪問する場所だ。

<解説General> 

(1) 機体は溝辺(みぞべ)コミニュティセンターの脇に機種を南東に向けて置いてある。このため機体左側を順光で撮影するには夏の早朝に訪問する。11時頃からは機体右側が順光となるが、機体右側にはコクピット見学用の架台が取り付けてあり、キレイな姿で撮影することはできない。24時間365日いつでも訪問し、撮影できる。

(2) 本機の展示されている「上床公園(うわとここうえん)」は「上床運動公園」や「溝辺上床公園」など数種類の表記がネット上に見られるが、「霧島市上床公園の設置及び管理に関する条例」の第2条にて「霧島市上床公園の名称及び位置は、次のとおりとする。(1)名称 霧島市上床公園、(2)位置 霧島市溝辺町有川117番地26」と定めている。

 しかし機体は「溝辺コミュニティセンター」の斜め前にあるため、本Blogではこちらの住所を上記に記してある。この「溝辺コミュニティセンター」の名称と位置も「霧島市溝辺コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例」の第2条にて「センターの名称及び位置は、次のとおりとする。名称 霧島市溝辺コミュニティセンター、位置 霧島市溝辺町麓3391番地」と定めている。ネット上の住所情報には「溝辺町麓3391-102」と記載しているサイトが多いが、”-102”は公園内の周辺にある建物の識別番号と考えてよいだろう。

 上に記したどの情報に基づく位置名称を用いてもカーナビを用いて現地には到着できるし、郵便物なども送ることができる。「霧島市の条例に基づく正式な位置はココだよ」ということは頭の片隅に置いていただければ十分かと思う。

(3) 本機は空幕広報室から2021年6月頃に入手した資料には記載がなかったが、同時期に海幕広報室から入手した資料に記載されていたという経緯がある。防衛省(あるいは自衛隊)からの無償貸付機であることは間違いないが、どのような経緯で空自機が海自で管理される形になったのか、その経緯を調べてみると面白いかもしれない。(だたし、かなり以前からある機体なので記録も当事者もすでに分からなくなっていて、「調べた結果、分からないということが分った」となる可能性は高い。)

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写真2 11時を過ぎると機体右側が順光となるが、コクピット見学用の架台が邪魔になる。(2022年1月21日10時30分ごろ撮影)

 

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写真3 海中から引き揚げられたゼロ戦のプロペラが近くにある。説明版にはどこの海底からいつ揚収されたのかは書かれていなかった。(2020年3月9日10時ごろ撮影)

 以上