用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

Clark基地Air Force City Parkの展示機

<編集履歴> 08Mar.2019公開、23Dec.2021見直し更新(第4回目、リンク切れ修正、写真追加)

<場所 Place>          Clark基地南西端、Angeles (パンパンガ州アンヘレス)

<座標 Location>     15.1753N, 120.5413E

<訪問日 Visit>     04 Jul.2013

<行き方 Access>

(1) マニラのPasayバスターミナルあるいはCubaoバスターミナルからバスで1.5時間程でAngelesのバスターミナルに到着する。バス運行会社により到着するバスターミナルはいくつかあるので、事前にリストアップし、場所を確認しておこう。(例:さらに北上するバスだと高速脇のMarquee Mall到着。他には街中のArayatなど)

(2) Angeles到着後はClark空港・Margot・Clark Parade Ground・Sutherlandのいずれかに向かうジプニに乗換え、滑走路南端を通過してから約500mほど行った辺りで下車。基地側に入る道を約400m歩く。 

<解説General>

(1) Clarkはかつては嘉手納に次ぐ大きさの米軍基地であったが、現在はエアアジアなどが就航する民間空港とフィリピン軍の基地となっている。(米軍も利用)

(2) 公園は軍事基地・道路の境界に近いグレーな部分に設置されている。このため、かつては許可を得て軍人立ち合いの下で撮影が可能であった模様。2000年代には航空機の周囲に柵が設けられたこともあった。しかし2013年に訪問した際には柵も無く、自由に出入りし、気兼ねなく機体を撮影できる公園となっていた。ここは現在も基地境界のグレー部分にあることには変わりなく、当局の方針次第では再び軍の管理下におかれることも考えられる。さらに「お小遣いねだり」の兵士が、「撮影するなら金よこせ」と近寄ってくる可能性がある。フィリピンのお国柄なりに対応には十分注意願いたい。

(3) 2013年7月に訪問した際には道路脇の基地内に(恐らく搭乗訓練用の)F.27およびUH-1が存在していた。このUH-1は2015年ごろには撤去されたが、2016年初めごろからは代わりに2機分のUH-1のキャビン部分が配置されている(2020年2月23日取得のGE-Pro画像で確認)。

【展示機 Aircraft】  

(1) F-5A (10507) ドーサル部が破損していた。近寄って見るとその他の細かいところも結構破損しており、雨の多いこの国では腐食が進むような気がしている。

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写真1   壊れかけたF-5Aとポール上のT-33A。(2013年7月4日撮影)

 

(2) F-8H (48661 / 301) 一般人が見学できるF-8Hは空軍博物館とここの2か所だけだ。

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写真2  このF-8H目当てに訪問したいと考える中高年マニアは多いハズ。(2013年7月4日撮影)

 

(3) T-28 (645)

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写真3 T-28の後方にはUH-1が見える。(2013年7月4日撮影)

 

(4) T-33A (52257 / 257)

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写真4 T-33A。(2013年7月4日撮影)

 

(5) UH-1H (09171 / 171)

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写真5 T-33A。(2013年7月4日撮影)

 

(6) その他 パーク脇の基地内には搭乗訓練用なのかF.27とUH-1Hが置かれており、フェンス越しに撮影することができた。

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写真4 道路脇の基地内にあったF.27とUH-1。2020年の時点では写真のUH-1は撤去され、代わりに2機分のUH-1のキャビン部が置かれている。(2013年7月4日撮影)

以上