用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【岐阜県】ヤマザキマザック工作機械博物館

<場所 Place> 〒505-0037 岐阜県美濃加茂市前平町3-1-2 ヤマザキマザック工作機械博物館ヤマザキマザック工作機械博物館

<座標 Location> 35.4560N, 137.0011E 

<訪問日Visit>   28Jul.2021 

<行き方 Access> 

(1) JR高山本線美濃太田駅から北西へ直線で約2.0㎞、道なりに約2.9㎞、徒歩約40分。

(2) JR高山本線美濃太田駅より美濃加茂市コミュニティバスで約5分。運行頻度は2時間に1本程度なので、事前に時間をよく確認すること。

(3) 長良鉄道前平公園駅から北に直線で約700m、道なりに約900m、徒歩約12分。運行頻度は1~2時間に一本程度なので、事前に時間をよく確認すること。

<解説General> 

(1) 工作機械メーカーとしての売上高は世界一を誇りながらも株式非上場の会社であるヤマザキマザックが設立・運営する「機械を作る機械の博物館」は2019年11月2日にオープンした。開館は1000-1630(入場は1600まで)、休館日は月曜日および年末年始(月曜日が祝日または振替休日の場合はその翌日)、入場料500円。

(2) 現地に行くと駐車場わきの屋外には小さなピラミッド状の入口(ルーブル美術館入口のミニチュアみたいなもの)があるだけなので、「あれ?ホントにここでいいの?」と思うかもしれないが、博物館本体は地下にある。その地下2階の展示室内にT-6Gが2機とヒューズ369HSが展示されている。室内照明は明るい方だが、ISO1600で1/30秒、f=8.0前後の設定が必要だ。一般受けする展示物としてはSLのD51-409も展示されている。

(3) モノづくりの原点を確認できる展示で、これらについて解説してくれる解説員のお話は濃くて非常に面白い。今回は1時間しか滞在時間が無かったが、半日程度の時間をかけてじっくりと機械を眺めながら解説を伺いたいところだ。また行きますよ、絶対。

<機体 Aircraft>  

(1) T-6G (52-0084)  コクピット部分のスケルトン展示 

 本機は1978年から2010年まで岐阜県八百津町和知保育園の屋根の上に展示されていたもので、2010年7月24日に現地から搬出された。ヤマザキマザックにてコクピット部分をスケルトン仕様にしたほか、エンジンプロペラ部と脚柱・尾輪部分などを修復して展示している。原型は留めていないが航空自衛隊からの無償貸与機という扱いになっている。

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写真1 スケルトン仕様で展示されたT-6G(52-0084号機)のコクピット部分(側面)。(2021年7月28日撮影)

 

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写真2 T-6G(52-0084号機)のコクピット部分。エンジンや脚柱、尾輪なども展示されている(写真右上付近)(2021年7月28日撮影)

 

(2) T-6G (52-0100)

 全機展示となっている本機は、以前は岐阜基地の広報広場で展示されていた機体だ。上記52-0084号機と共にこちらもいかが?と話を持ちかけられ、同時貸与に至ったそうな。永らく屋外展示だったため痛みが酷かったそうだが、綺麗に修復されている。なお機械屋さんらしく機体構造的には丁寧に仕上げたが、塗装については考証しなかったようで、説明員は「マニアの方から、どうして黄色のオリジナルカラーにしなかったの?とよく言われます」と苦笑いしていた。こちらも航空自衛隊からの無償貸与機だ。

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写真1 綺麗に修復されたT-6G (52-0100号機)。いつまでもこの姿を残していただきたいと強く願う。(2021年7月28日撮影)

 

(3) ヒューズ369HS(JA9099)

こちらはT-6Gとは異なる区画に展示されている。1973年に製造され、中日新聞社で取材用に使われたのち、中日本航空専門学校で2008年3月まで整備実習機となっていたもの。中日本航空専門学校から寄贈された。 

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写真4 T-6Gとは別な区画に展示されているヒューズ369HS(JA9099)(2021年7月28日撮影)

 

【余談】

コクピットの銘板の銘板を確認しなかったのか?というコメントが付いた。84号機のコクピットには前後席ともに「RADIO CALL  *084」と読める銘板が残されている(*は判読不明だが、おそらく数字の”0”だろう)のだが、解説員の話を聞いているうちに撮影時間が無くなってしまったため、拡大写真は撮影していない。そういう「宿題」が残っているので、再訪を心に決めているのでありまス。

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写真5 0084号機の後席計器盤。写真2の拡大だ。中央左の計器の間に銀色の銘板が残されており、「*084」と読めた。*は判読不明だった。なお銘板の下の計器はMACH NUNBERと書かれているのでマッハ計か。0.5から1.5までの目盛があるけれど、コレはT-6には不要じゃないのかな~。その後の課程のために「目を慣らす」目的で取り付けていたのだろうか?(2021年7月28日撮影)

 

 以上

編集履歴

30Jul.2021 公開

07Aug.2021 見直し更新(第1回目、社名に誤記あり修正。ついでに体裁見直し実施)