用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【備忘録】ネタ帳

<編集履歴> 04Jun.2021公開、05Jul.2022見直し更新(第4回目、見直し実施)

 

 このBlogは本来、海外(主に東南アジア)にある用廃機を訪ねるためのガイドであったハズだったのだが・・・。

 コロナのおかげで渡航できず、「仕方なく」国内展示機に話題を振っていたが、1年近くアレコレ書いていると話題性が無くなってきたように思う。もちろん個々の展示場所の紹介はまだまだ続く予定だし、用廃機に関する法規制等や事務手続きなどの実務確認もあるけれど、それはルーティンワークでこなしていけばよい。

 新たなネタは無いか?新たなテーマは無いか?どんな切り口で用廃機に迫ったら面白いだろうかという視点で国内用廃機の発生から廃棄までの流れに沿って考えてみた。

 今後のBlog記事のための自分自身の「ネタ帳」を公開する形になるが、誰かが先にまとめてくれて一向に構わない。もともとはネットの海に漂う情報を集めているだけの話だし、そもそも記載事項を100%実施しようなどという意気込みは自分自身には無い。こんなネタで雑誌やネット配信記事ライターの皆様が取材を行い、まとめて発表してくれればコチラ(読者)としては大助かりなのですけどね~、と振っておこう(一名分のニーズがありますよっ!笑)。また関係者が(自主的に)公式Twitterで取り上げたり、担当者個人がSNSでコッソリ呟いてくれることには大いに期待してます・・・よっ?!

 

【用廃機ハンターが行く! 国内用廃展示機で取り上げる事項など】

【用廃機発生の予測と展示機の現状把握】

1. 機体運用計画と用廃機発生の予測

(1) 目的:自衛隊現用機の現状と運用計画を確認し、用廃機発生の予測を行う。

(2) 記載内容

1) 現用機の現状確認

・原則/基本方針:現用機リストは個人的に作成するも公開はしない。公開するのは用廃機だけとする。

→C-1やUH-60Jなど「先の見えている」機種については公開することもある。F-15F-2は恐らく2個飛行隊くらいになったらやるかもしれない。

防衛白書の資料編の紹介とこれに含まれる誤記の存在について

→F-4の機数がおかしかったことについては記事化済

・機体リストの作成方法(方法論のみ)

→C-1で実施例紹介

2) 大綱や中期防から運用方針を確認する方法について(用廃機ハンター養成講座)

→記事化済

3) 調達情報にあるIRAN/PARの情報の存在を明記し、ここからのC-1と海自UH-60Jで寿命予測実施(記事参照)

4) そもそも用廃機の定義は?耐用命数は?機体寿命の延長処理

→定義は紹介。その他は未着手。

 

2. 用廃機の現状確認

(1) 目的:自衛隊機の用廃展示機の現状を確認することで、様々な記事のベースを作る。

(2) 記載内容

1) 展示機に関する情報の集め方を紹介(用廃機ハンター養成講座)

・ネット(参考サイト、SNS

・書籍

→記事化済

2) 展示機の現状を確認、リスト化して公開する。

・全体像まとめ →国内に約600機存在。記事化済、都度更新。

・陸海空自衛隊別→記事化済、都度更新。

・機種別(官民別)→記事化済、都度更新。

・個別の展示場所紹介(地方別、都道府県別)→記事化進行中、都度更新。ルーティンワークで書き続ける予定

3) 上記記事の問題点:本Blogでは「行くこと」に主眼を置いているので機体ごとのウンチクには乏しい。

・解決案1:国内記事の内容を充実させる。

a. 機種ごと・機体ごとの解説、来歴、エピソードを紹介する。

b. 様々な切り口で紹介する。「S/N順」、「地域ごとの特色の有無」、「初号機と最終号機」、「国内唯一の機体」など

c. 航空機メーカー自身の航空機保存にかける力の入れ方の具合を比較紹介(第三者的視点、マニアの視点で)

・解決案2:そもそも論だが当初方針を重視し、国内展示機の話は置いておき海外の紹介場所数を増やすことに注力する。→国内・海外の両方とも手掛けるよう努力する。 

 

3) 最新動向のフォロー

・新規設置、移動、格納、撤去などは短報などで都度紹介するとともに関連記事(リストおよび個別の展示場所紹介記事)の更新を都度対応で行う。

4) 年次集計、予定・予想

・年次あるいは年度ごとに発生したイベントをまとめた一覧記事を作成し、公開する。

・年次あるいは年度ごとに発生する予定のイベントをまとめた一覧を作成し、公開する。

→上記二つの内容を「2020年まとめ・2021年予定」(年ごとのまとめ)という記事で実施してみた。予定の部分は都度更新して過去の事案は「記録」とする。年末に「本年まとめ・来年予定」を作成するが、その「本年まとめ」の部分として流用する。

 

【用廃となった機体の一般的な処理の流れ(基本)】

1. 事務手続き

・法的な扱い。

・「戦闘機」から「物品」への管轄管理替え→一部記載。もっと判りやすく書き直す。

・国有財産台帳について→一部記載。もっと判りやすく書き直す。

2. 機体の扱い

→基本的に未着手、そもそも現場を知らない。

→部品等取り外し作業:取り外し等の基準確認、実務内容の確認。必要な時間や人工 

3. 用廃機の廃棄

・基準

・公告

・解体手段と作業内容、時間、値段。

→C-1やファントム廃棄と陸自ヘリ廃棄を例に公告/仕様書内容を紹介(用廃機ハンター養成講座)

 

【基地・駐屯地・自衛隊施設で用廃機を展示する場合の流れ】

1. 基地内展示の際に必要な事務手続き

自衛隊内の内部手続き等を確認。

→未着手・未確認。直近ではファントム展示で参考事例は多数あり。

航空自衛隊の保存指定航空機の制度紹介と対象機リスト

→記事化済(ただし確認された機体は少ない、さらなる調査を要する)

2. 基地展示機の現状

・現状確認方法(前述、用廃機ハンター養成講座)

・機種ごとのリスト(前述、作成済、都度更新)

・場所ごとの紹介(前述、エリア別・県別としルーチンワークで作成中。空自と海自ア終了、陸自は数が多いので都度対応)

3. 展示機の維持管理業務→未着手、未確認。

・日焼け・退色・再塗装、日常の維持管理の実務内容確認、費用と人工。

・公告にて再塗装工事の情報あり、ここから詳細へ進める。(用廃機ハンター養成講座) 

 

 【民間施設等で用廃機を展示する場合の流れ】

基本は「我が家に一機。どうしたらいい?」との視点で考える。

1.貸与機の手続き:法規制等の確認。

「物品の無償貸付及び譲与等に関する法律」以下を確認(用廃機ハンター養成講座)  

2. 誘致・設置する側の条件確認:土地等の確保、博物館の設立、費用および経営計画(利益計画)、その他。

・「博物館法」確認(用廃機ハンター養成講座)、博物館建設費用は?

・理想とする展示状態、理想とする航空博物館の在り方、理想に対する現状の博物館の達成具合の評価

・個人の自宅の庭先に置く方法の検討。庭に置くだけならいくらかかる?テントくらい張ったらいくらぐらい?

・参考:イベントで展示して入場料を取ったら儲かるのか?(広報効果の市場予測、巡回展示の可能性検討) 

3.設置の実務

・貸与機の輸送と費用→未着手、未確認。業者は?費用は?考慮すべき点は?費用見積もりはどうやる?→博物館等に実績を尋ねる。

・設置作業の詳細確認→未着手、未確認。業者は?費用は?考慮すべき点は?費用見積もりはどうやる?→博物館等に実績額を尋ねる。

4. 民間施設等にある展示機の現状確認。

・現状確認方法(前述、用廃機ハンター養成講座)

・機種ごとのリスト(前述、作成済、都度更新)

・場所ごとの紹介(前述、エリア別・県別としルーチンワークで作成中) 

5. 展示機の維持管理業務→未着手、未確認。

→日焼け・退色・再塗装、日常の維持管理の実務内容確認、費用と人工。

→公園等の展示機については公告にて再塗装工事の情報があるのではないか?(未確認)ここから詳細へ進める。個人収集物についてはインタビュー?雑誌社にネタとして提案(用廃機ハンター養成講座)

6. 展示機を公開する。(前述事案の細分化)

・既存の博物館の運営費は?入場者予測。

・航空博物館運営は儲かるか?各種費用の試算実施 

・来場者を増やすための施策

7.貸与機の返却:手続き、手段、費用

→軽く書いてあるが詳細は自分自身でも不明。

自治体(公園管理事務所など)に問いあわせるか?

・2020年度末に千葉地方協力本部で撤去実績あり、問い合わせる?

(用廃機ハンター養成講座に記事化する)

 8.自衛隊に返却された機体の扱い

→保管して次の展示を待つ場合、廃棄する場合の基準、手順など確認

→ファントム廃棄と陸自ヘリ廃棄を例に公告/仕様書内容を紹介(用廃機ハンター養成講座)用廃機・貸与機の廃棄:基準、公告、手段、価格、作業。(前述した通常の用廃機の処理に同じ?)

 

自衛隊の管理を離れた機体】 

1. 廃棄物業者の手に渡ってからの流れ

→アルミ合金、ステンレススチール、チタン合金の再生方法確認、何℃で溶ける?どこに業者がある?相場はいくら?流通ルートなどなど。自衛隊担当者なども知らない自衛隊航空機の末路紹介。

2. 廃棄物業者から流れた機体

・展示場所と現状(機種ごとのリストに編入、オークションでT-33Aがあった件。展示場所紹介で記事で紹介)

・展示に係る費用(購入費、輸送費、展示場所の確保、維持管理費)

 

【将来】

・航空博物館作ろうぜ!とか、用廃機を使った地域発展策をブチ上げる。茨城空港や周辺に展示機を整備する「小美玉市まちづくり構想(Jフロント構想)」が参考になるか?

→コンサルやってお金を儲けようなどとは思っていないので、「花火を打ち上げる」だけね。昨今の状況を見ると「現実は厳しい」と実感せざるを得ないけれど、夢だけは広げていきたいと思ってます。

<昨今の状況>

・石川県立航空プラザにファントムを展示させることはできませんでした。

・ファントム301号機譲渡先募集中。

・水面下でうごめいている?浜松広報館拡張の話(格納機の再展示を!)

・岩国市の「飛行艇博物館(仮称)」もその後の話を耳にしませんね。

米子市の基地対策委員会(?)でF-4展示の件を取り上げた際の議事録を読むと地域の観光発展につなげられないかとの発言あり。突っ込めば「動く」可能性はありそうです。→「米子に航空機博物館を!」というカテゴリを設けて記事更新中。

 

・・・体系的にまとめるとこんなモンかしらん?海外航空先進国(製造先進国と利用先進国)との比較を交えてみると面白いかもしれない(米、英、仏、豪など)。当然かもしれないけれど、自分自身が知らない世界の話である「現場作業の実務」や「事務業務の実務」に関する事項については突っ込みが弱いですね。この辺りを次のテーマにして調べてみようかねぇ。

以上