<編集履歴> 08May.2021公開、05Jun.2023見直し更新(第2回目、現地訪問につき、見直し実施、写真追加)
<場所 Place> 〒747-8555 山口県防府市田島無番地
防府南基地・航空教育隊 公式サイト | [JASDF]航空自衛隊
<座標 Location> 34.0217N, 131.5434E
<訪問日Visit> 3Jun.2023
<行き方 Access>
(1) JR山陽本線防府駅南口5番乗り場より防長バス 「三田尻病院前中浦」もしくは「小茅」行で約14~19分、「南基地前」で下車。運行頻度は1~2時間に1本程度。料金は410円程度。
(2) タクシーで約20分
(3) 正門までは道なりに最短で約5.7km、徒歩で約1時間半。
(4) 基地公開イベント時には防府駅南口5番バス停に並ぶ乗客数に応じて臨時バスが運行される場合がある。そもそも訪問者が少ないのでシャトルバスは運行されない。2023年の時刻表によると復路は13時台と15~16時台に運行される一般バスを利用することになるが上述の通りバスは1~2時間に1本程度しか走っていないので、事前にバス発車時刻をよく確認しておこう。
写真1 展示機全景を通常より大きい横680ピクセルの写真で紹介する。(2023年6月3日撮影)
<解説General>
(1) 航空自衛隊入隊者の初期教育基地で滑走路は無く事務棟(およびグラウンド)のみの基地だ。正門脇に5機の用廃展示機があり、例年6~10月の間に行われる防府北基地航空祭(日曜日開催)の前日土曜日に開庁記念行事を開催している(2020-2021年度は新型コロナウイルス感染予防対策のため中止)。
(2) 展示機は機首を南西に向けて置かれている。6月初旬ごろの公開時には11時ごろまでは機体左側をおおむね順光で撮影できる。機体右側には12時半ごろから光が回り始めるので、なるべく退場間際に撮影した方が良い光線条件となる。
(3) T-7が配備されている防府北基地とは敷地間の最短距離で約400m、住宅地で2ブロック程度離れている。こちらにも8機の展示機があるので、可能なら土日の公開行事の際に訪問して一挙に撮影して来よう。南基地正門から北基地正門まで道なりに約1.3kmだ。詳細は防府北基地の記事を参照願う。
【展示機 Dislayed aircrafts】(記載した日付は原則としてヒコーキ雲さん掲載文書に基づく)
1. T-34A (61-0391) 1980年1月7日に新田原基地で用廃となった機体。2023年6月に訪問した際にはラダーが下1/3付近で折れ曲がっていた。機体銘板は残るものの過去数回におよぶ重ね塗りのために文字は一切見えない。ここに銘板があったという形だけが分かるような状態だった。
写真2-1, 2-2 かつての初等練習機T-34A。(2023年6月3日撮影)
2. F-86D (84-8127) 1968年10月01日に用廃となり、福江島で展示されたのちに防府南基地に展示された。2001年7月22日の公開時には存在していた。
写真3-1, 3-2 F-86DとF-86F(後方)が並ぶ。(2023年6月3日撮影)
3. F-86F-30 (52-7403) 1959年8月26日に用廃となり、各地で展示されたのちに防府南基地に展示された。2005年5月29日の公開時には存在していた。主翼に境界層板のついた国内では珍しい-30型だ。
写真4-1, 4-2, 4-3 防府南基地にあるF-86F-30。主翼上の境界層板がある6-3ウイングを装備した古いタイプのF-86Fだ。(上下:2023年6月3日撮影、中:大路 聡 氏撮影)
4. F-104J (46-8636) 1984年5月30日に用廃となり、その後に展示された。機体後部の材質の異なる部分の塗り分けなされておらず、銀一色となっている。
写真5-1, 5-2 F-104J。訪問時は機体脇に車両が置かれており、機体右側を撮影することができなかった。(2023年6月3日撮影)
5. F-1 (50-8270) 2006年3月9日、第6飛行隊で実施したF-1ラストフライトに参加した6機のうちの1機。このため2006年2月3日取得のGE-Pro画像には存在していないが2008年公開時には展示されていた。
写真6-1, 6-2 褪色が進んでいるF-1。訪問時には機体右側に行くことができなかった。(2023年6月3日撮影)
【余談】
防府航空祭の前日開催のため、ブルーインパルスの予行を会場から眺めることができる。ただし距離があるのと手前に民家や植樹があるため、水平系通過課目(主にソロの背面飛行や連続横転、フォーシップインバーテッドなど)は事実上見えない。
以上