用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【茨城県】科博廣澤航空博物館(開館前、開館日未定)

<編集履歴> 08May.2021公開、22Dec.2022見直し更新(第3回目、情報見直し)

 

<場所 Place> 〒308-0811茨城県筑西市ザ・ヒロサワシティ内

ザ・ヒロサワ・シティへようこそ│ザ・ヒロサワ・シティ|茨城県筑西市

<座標 Location>  36.2923N, 140.0185E

<訪問日Visit>  未訪問(現時点では開館前) 

<行き方 Access> 

(1) JR水戸線関東鉄道常総線真岡鉄道「下館」駅の南口よりタクシーで10分

<解説General>

(1) 筑西市にあるアミューズメントパーク「ザ・ヒロサワシティ」内に建設中の航空博物館。当初は2022年1月にオープンする予定であったが、3月、5月と予定が変更となり、2022年4月29日時点では開館予想日のアナウンスもザ・ヒロサワ・シティのHPから無くなってしまった。2023年の春ごろには公開されるのだろうか?

国立科学博物館のプレスリリースはこちら;

https://www.kahaku.go.jp/procedure/press/pdf/579133.pdf

(2) 館内にはこれまで国立科学博物館(以後、本BlogではNSMと略す)が保管・展示をしてきた5機が展示される予定だが、ヒロサワシティ内に従来から展示されていたセスナ150C(JA3187)とセスナ172(JA3107)がどうなるのかは不明だ。

(3) 現時点ではオープン前の博物館だが、いくつかの有料イベントで一部を公開している模様。一例として2022年5月28日(土)と29日(日)には「伝説の寝台列車de関鉄ビール列車」(参加費13,000円)というツアーイベントが企画されており、その中に本航空博物館見学予定が組まれていた。

【展示機 sisplayed aircrafts】

(1) 三菱ゼロ戦21型改 2020年7月までNSMで展示されていた機体。前線で複座偵察機に改良したもの。

(2) 霧ヶ峰式鷹7号グライダー (JA2001)  NSMで保管されていた機体。

(3) YS-11 (JA8610) 量産初号機。引退後は羽田空港の格納庫内で保管されてきた機体が2020年3月27日午前9時、輸送業者により左翼・胴体・右翼の順で積み込作業が開始された。午後9時30分に2台に分乗させた左右主翼羽田空港を順次出発。日が変わった28日午前零時から胴体の輸送を開始し、都心を縦断して約5時間ほどをかけ28日午前5時頃にザ・ヒロサワシティーに到着した。午前8時から積み下ろし作業を開始し、午後2時過ぎに先に出発した右翼・胴体・左翼が組立場所の定位置に下ろされ、搬送作業は終了した。機体の組立ては9月頃には尾翼も取り付けられ飛行機らしくなっていたが、コロナの影響で入場者収入が激減した科博の資金が枯渇。機体の分解・組立てに必要な約8000万円のうち3000万円を目標としたクラウドファンディングで支援を募ることになった。最終的には2021年11月6日の締切りまでに994人の支援者から目標の93%にあたる27,938,610円を集め、作業が継続された。事実上の組立完了日はいつかは不明だが、組立完成セレモニーは新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から大幅に延期され、2021年12月11日にようやく開催されている。
(4) シコルスキーS-58 (JA7201)  海上保安等から1973年にNSMに移管され、保管されていた機体。2021年3月3日未明に搬送された。
(5) Stork B 日本大学の卒業研究製作機で1976年12月31日に当時としては世界最長の飛行時間4分43秒を記録した。現在の人力飛行機の記録はWikipediaを参照願います。

人力飛行機 - Wikipedia

以上