1990年代ごろ、加藤寛一郎氏の著書(「生還への飛行」とか「飛行の神髄」あたりのシリーズ本)の中で「雫石事故のコンピュータ解析をやると何度も途中で止まってしまう。何やってんだと助手の柄沢氏を怒鳴りつけたが、演算に組み込んだ式を見たら三角関数cos(落下角度)が入っていて90度になった(垂直降下した)瞬間に0になって止まっちゃうことが判った」という話が載っていました。
その頃には飛行記録装置(ブラックボックス)のチャートの読み方は理解していたので状況を思い浮かべて”うぇぇっ!”と思いましたっけね。
それから何年たったのかしらん?
2021年4月末になって、ようやくその話の元ネタを見つけました。
ああ、スッキリした・・・。
「雫石事故に関する一覚書」(加藤寛一郎、日本航空宇宙学会誌35, pp229-236)
用廃機とは関係ありませんが、ヒコーキに関する雑談ということで。
以上
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05May.2021 公開