本機については2021年1月8日付で「用途廃止済航空機の処分」が公示され、2021年1月28日付で富山県内の業者との間で契約が締結されていた(契約金額は863,500円)。SNS上の目撃情報から2021年2月19日に日大生産工学部(習志野)にあったH-13KHと同じ日に解体・撤去された。ここでは本機が展示されていたことを記録として残しておく。
<場所 Place> 〒274-0804 千葉県船橋市みやぎ台3-11(設置場所住所)
三咲小鳩保育園運動場
<座標 Location> 35.7553N, 140.0374E
<機体 Aircraft> OH-6D(31230) ただしテールブームは31267のもの
<訪問日Visit> 30May.2020
写真1 金網に囲われているOH-6D。(2020年5月30日撮影)
<行き方 Access>
(1) JR船橋駅北口から鎌ヶ谷大仏方面へのバスに乗車し、白百合団地入口で下車、目の前の空き地の片隅にある。バスの運行頻度は1時間に1~2本程度。
(2) 新京成電鉄新京成線三咲駅の北東に直線で約1km、道なりに約1.4km徒歩約20分。駅前から上述のバスを利用できるが、休日は渋滞が酷いので歩いた方が絶対に早い。
<解説General>
(1) 自衛隊から貸付けられた団体は道路を隔てた三咲小鳩保育園だが、設置場所は「英進幼稚園の裏手」という方が正確だ。なおTopに記した住所は機体を置いてある運動場(たんなる空き地だ)の位置の住所であって三咲小鳩保育園の住所ではない。問合わせる際には各自で検索して調べて欲しい。
(2) 機体は南を向いて置かれている。写真を見ての通り、機体の周囲は目の細かい金網で囲われており、これをクリアして機体だけを撮影することは2m程度の脚立でも持って行かない限りは不可能だ。機体左側は午前10時半ごろまでは順光で撮れそうなものだが、こちら側は(保育園とは異なる管理者の)家庭菜園エリアとなっており、訪問時には雑草が生い茂っていて近寄ることができなかった。午後2時以降に訪問すると機体右側に光が回り、運動場(繰り返すが単なる空き地)の端から中望遠レンズで機体を撮影できる。好みにもよるだろうが、短いレンズで撮るよりも中望遠レンズを使った方が「マシな絵」になると思う。
(3) 機体本体部分は31230号機だが、テールブームは31267号機のものだ。機体左側を見るとエンジンマウント部分の番号とテールブームの番号が異なっていることが確認できる。用廃機の状態の良いテールブームを他機に譲り渡し、展示機には他の機体から持ってきたテールブームを取付けたものだ。OH-6Dの展示機ではしばしば見られるので、「機体左側のエンジンマウント部とテールブームの番号は必ず確認する」というクセをつけておこう。
(4) 私は午前中の光線具合の良い時間帯に現地を訪問したが、上述の通り生い茂る雑草に阻まれ撮影することはできなかった。仕方なく一旦退いて船橋周辺の他の展示機を訪問したのち、15時頃に再訪して機体右側を撮影した。
以上
【編集履歴】
06Mar.2021 公開
13Oct.2021 見直し更新(第2回目、解体撤去情報記述変更)