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【台湾】台湾空軍 T-33Aの展示機

 航空自衛隊でも使用していた有名なジェット練習機T-33A。台湾空軍でも練習機として使用していたが1977年6月16日にはCCK基地に3個夜間攻撃分隊と1個電子戦隊からなる第35作戦中隊を設立し、三色迷彩を施して運用していた。機首の四桁番号は「30**」と「33**」の二系列がある。恐らく導入バッチによる区別だと思うが、詳しくは調べていない。三軍陳展装備列表(民国108年版・2019年版)に掲載されているT-33Aは何と一機のみのうえ、この機体は2021年1月11日には台東志高基地に移設されてしまい、リスト掲載機はなくなってしまった(汗)。台湾内には合計11機(ただし1機は恐らく機体番号の異なる前部胴体と尾部からなる合体機となっているため、実質的には10機)が残されている。

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写真1 かつて存在した桃園国際空港敷地内の航空科学館のT-33A。展示されていた機体の大部分は隣の大園基地内の一角に集められたままになっている。(2011年8月15日撮影)


<展示機>

1) T-33A 3025 / 52-9872 航空教育展示館

2) T-33A 3056 / 56-1663 雲林縣國立虎尾科技大學(23.7026N, 120.4296E)、前部胴体のみ。現在は3321 / 56-1721の尾部を取付け「合体一機」としている可能性が高い。第35中隊所属機風三色迷彩となっており、尾部にスモークパイプ(?)がついている。

3) T-33A 3075 / 57-0530 嘉義基地、67-0637か?3074 / 57-0634と記載

4) T-33A 3082 / 57-0637 航空教育展示館、コクピット部分のみの展示、旧航空科学館展示物

5) T-33A 3321 / 56-1721 雲林縣國立虎尾科技大學(23.7026N, 120.4296E)、尾部のみ。現在は3056 / 56-1663の前部と一緒に「合体一機」となっている可能性が高い。第35中隊所属機風三色迷彩となっており、尾部にスモークパイプ(?)がついている。

6) T-33A 3322 / 56-1722 台東志航基地(屏東麟洛鄉運動公園(リスト記載)から2021年1月11日移動)

7) T-33A 3323 / 56-1753 新竹基地、3333と記載されていたが2017年秋の公開時には正しく3323に書き直されていた。

8) T-33A 3325 / 56-1759 台中CCK基地

9) T-33A 3326 / 56-1696 台中、成功嶺

10) T-33A 3338 / 57-0532 旧桃園大園基地内、旧航空科学館展示機

11) T-33A 3343 / 57-0769 台南基地

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写真2 新竹基地のT-33A。撮影当時の機首番号は3333だったが、現在は正しく3323と記載されている。(2006年8月5日撮影)

 

【番外・亡命したT-33A】

 北京の中国人民革命軍事博物館には台湾から亡命したT-33A(3024 / 62-**71)が展示されている。

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写真3 中国人民革命軍事博物館のT-33A。現在はリニューアルされた館内に展示されている。(2013年12月21日撮影)

 

以上
編集履歴
09Feb.2021 公開

17Feb.2021 見直し更新(第3回目、亡命機の記事と写真追加)