用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

C-1の用廃機発生の予想

<編集履歴> 28Sep.2020 C-1の020号機が用廃となった可能性を指摘した記事として公開開始、07Feb.2022見直し更新(第13回目、024号機IRAN後の初飛行実施)

 

【運用計画表の作成】 

 マニアな方は表計算ソフトを使って「ある機種の何号機」が「今、どこの基地所属」で「過去にはどこの基地に所属していた」というような情報を集めた一覧表を作られている人が多いのではないだろうか。そして雑誌や画像投稿情報を見ては自分の情報をアップデートしているものと思う。

 私の場合、C-1に対しては上述の情報に「IRAN契約情報」「納期情報」「C-2納入情報」を加えて、「いつ頃、何号機を用廃にするか」という自分なりに運用を推測する表(運用計画表)を作成している。「IRAN契約情報」「納期情報」は防衛装備庁のHPで契約済の情報や年度内の発注予定およびその納期が公表されているので、丹念にチェックして記載する。ここ数年はC-1のIRAN契約は10月から翌年1月ごろに行われている。

<仮定条件>

1) 納期はザックリ言って翌々年度末まで。

2) 機体ごとのIRAN間隔は3年。

3) 川崎重工で作業にあたる工員は2セット分(2機分)もしくは1セット分で専門の工員が必要な時期をずらして作業を行うものとする。

4) 川崎重工での年間の受入れキャパシティは2機。時期的には3機が工場に入ることもあるが、その前年度もしくは後年度は1機となるものとして平均すると年間2機と仮定する。

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写真1 追い出し間際の入間基地エプロンでうっすらと茜色に染まる20号機。(2018年11月3日)

 

 上記のような条件を「仮定」して、いつ頃何号機がIRANに入るか、次のIRAN時期はいつか、そのIRANは実施するか(実施すると寿命が約3年延びることになる)ということについて年度ごとの変化がみられるような表にするのだ。

 これで誤差はだいたいプラスマイナス1.5年程度、年度にするとプラスマイナス2年度くらいだが、まぁ趣味で使う分にはイイ線いっているのではないかと思っている。

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写真2 あと数年は見ることが出来るが、数多く撮影できるうちに様々なアングルや条件で記録しておきたい。(2020年11月16日、入間基地南端にて撮影) 

 

【C-1用廃機発生時期の予測(2022年2月7日版)】

ここで私の予測するC-1の用廃時期の予測を公開してしまおう。

 この予測には前述の通り最大で2年度分変化する可能性がある。C-1の運用が後年にズレこむことはあり得ないので、この予測による運用最終年度は2年度分前倒しになる可能性を含んでいる。また地震や台風で被害が生じた場合には運航頻度が増加して用廃時期が早まることがある(東日本大震災対応で海上自衛隊のYS-11M/MAが早期に引退した例がありましたね)。さらに事故等が生じた場合には、その対応によっては全機一斉運航停止となる可能性もある(T-33Aの運用中止がその例です)。と、いうことでホントにご参考まで・・・。

2022年度:用廃機なし

2023年度:019

2024年度:024

2025年度:用廃機なし

2026年度:002、029

2027年度:001FTB、021(EC-1)、030、031

さぁ、どうだ?!(この予測に対する評価は数年後に・・・)

 

<参考:予想公表後(2020年9月28日以降)の結果>

024号機:用廃予想は2021年度だった。2020年10月頃、岐阜基地ADTW所属のまま用廃(019号機との置換が根拠)と考えていたが、2022年2月7日にきれいにリペイントされてIRAN後の試験飛行を実施した。ということで、あと3年度分は飛びつつけるものとして予想を変更した。

025号機:用廃予想は2024年度だった。2020年11月4日がラストフライトらしいとのTweetあり。予想よりIRAN一回分早く用廃となってしまった。

026号機:用廃予想は2021年度。2021年9月3日(アフガン派遣機帰国式典)にてエンジンカウルを外し、エンジン本体を重し代わりにつけた形態の26号機の姿がJW誌2021年11月号p.25に掲載された。3月ごろからの目撃情報はSNS等に投稿されておらず、2020年度末から2021年度初めごろに用廃になったものと考える。ほぼ予想通りと自己評価する。

028号機:用廃予想は2025年度だったが、2021年11月2日にラストフライトを迎えた。予想よりもIRAN一回分早く早く用廃となってしまった。残る機体もIRAN一回分早く用廃となるかな?→輸送型C-1は2024年度全機引退かと思い始めました(2021年11月2日記)→024号機が2022年2月7日にIRAN明けの試験飛行を行ったことにより、あと3年度分、25年度末までは運用すると思い始めました(2022年2月7日記)

031号機:Jウイング誌2021年12月号p.81には9月中旬ごろに用廃となったような記述があるが、私自身の用廃予想時期は変わらず2027年度(2年くらいは前倒しになるのではないかと少しばかり弱気になってますが・・・)。IRANに入って2年近く姿を見せなかった030号機の例があるので、2年後の2023年10月ごろまでに姿を見せない可能性がある。スクラップとなった姿が1年以内に確認されなければ「IRAN中であり、まだ生きている」状態だと考えている。→Jウイング誌2022年3月号に11月18日に川崎重工にトーイングされる本機の姿が掲載され、整備中だろうとのコメントあり。

 

【追記】

 自分で予測しておいて書くのはナンですけれど、2022~2024年度あたりには機数減少に伴い一機あたりの可動率が高くなる(一機あたりの飛行時間が増える)ため、用廃に至る時期が早まっていく可能性があります。このため2025年度あたりが「輸送機としての(すなわち入間基地第402飛行隊での)」運用最終年度になる可能性が高いように思います。(2021年11月2日追記:028号機引退により、この予想が現実味を帯びてきました)

一方、特殊用途で使われるEC-1は2021年度から開発予定のC-2電子戦訓練機の開発完了までは運用するだろうから、IRANの間隔から推定して2027年度まで運用するのではないでしょうかね。C-1FTBはC-2電子戦訓練機搭載機器のテスト用に「魔改造」される可能性もあるかと思います。

とにかく撮影はお早めに、かつ存分に、そして様々なアングルで。

 

以上