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【メモ】AN/AAQ-33 スナイパーポッド(自分用備忘録)

<編集履歴> 12Sep.2020公開、26Feb.2024見直し更新(第2回目、R5年度調達情報よりF-2用ターゲティングポッド1基購入)

 

航空自衛隊におけるAN/AAQ-33 スナイパーXR ポッドの導入・試験・運用状況のまとめ(ネタ用)。導入が進むとJ/AAQ-2ポッドは見られなくなるぞ~っ!!

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写真1 米空軍F-16Cに搭載されたAN/AAQ-33ポッド。(横田基地友好祭にて)

 

【準備段階】

**平成25年度(2013年度)**
2013.08.02 防衛省公表「ターゲットポッドの選定について」(ここでAN/AAQ-33選定)

**平成26年度(2014年度)**
2015.03.31 「F-2へのターゲティングポッド搭載試改修」一式の契約をMHIとの間で6,093,887,040円で締結。なお本契約には機体点検修理を含んでいるが、同年度中に契約が行われた8機の機体定期点検修理の際の機体あたり単価は103,720,095円であり、桁違いの金額となっている。後述する63-8540号機のIRANと搭載改修、102号機のIRANと搭載改修、ロッキードマーチンからのインテグレーション作業一式全てを含んでいるのだろうか?

**平成27年度(2015年度)**
2015.08.15 ロッキードマーチンMHIよりインテグレーション受注

 

【機体改修と試験飛行】

**平成30年度(2018年度)**

2018.07.10 63-8540 小牧から築城へ(IRAN-Out?)
時期不明 63-8540 IRAN-In(搬入日要確認)

2018.10.01 63-8102 IRAN-INか?

2019.02.03 63-8540 MHIにて改修後のテストフライト

2019.03.13, 14, 15, 18 岐阜にて540号機が搭載試験

**令和元年度(2019年度、注:令和元年は5月1日からだが「年度」は4月1日から)**

2019.04.10-12頃 岐阜にて540号機が搭載試験(Twitter投稿だが日付が明確でない)

2019.05.08 岐阜にて540号機が搭載試験

2019.05.23 63-8102 IRAN-OUTか?(5月初旬にMHIにてテストフライトあり)

2019.05.29-30 岐阜にて102号機が搭載試験、29日はIRAN後初FLTとのコメントあり

2019.06.17 岐阜にて540号機が搭載試験

2019.07.23  岐阜にて540号機がフライト(搭載は未確認)

 

【運用試験?】
時期不明  540号機配置換え(時期要調査)
2019.12.04 540号機8sqn所属確認
2020年4月ごろ 540号機AN/AAQ-33搭載情報あり

2020.06.18 540号機AN/AAQ-33搭載確認

2020.09.02 540号機AN/AAQ-33搭載確認

2020.09.04 540号機AN/AAQ-33搭載確認
2020.09末日 2021年度予算概算要求締切

【購入契約】

2023年10月度調達(輸入)予定に「F-2用ターゲティングポッド」の記載あり、納期は2027年(令和9年)3月。随契基準以上で三菱商事と契約(2023年12月20日)、金額は1,689,600,000円なので1基かな?令和6年度に9基を購入する予定らしい(恐らくは概算要求書より。2024年2月26日記入時点では予算未定のため、予想値)

 

【参考】

Wikipedia

Flyteamさん投稿写真

BlogやTwitterInstagramへの投稿写真

防衛省発表文書各種

 

【余談】

平成26年度には3機のF-2A/Bに対し、「機体定期点検修理およびJDAM機能の追加」の契約が交わされている。機体当たりの単価は170,419,680だ。ここから上述の「機体定期点検修理」だけの場合の単価103,720,095円を引くと66,699,585円。すなわち「JDAM機能を追加する金額」は約6千7百万円(さらにザックリいう場合には約7千万円)としておいてよかろう。

 

以上