【ツアーの概要】島根県出雲市の目田森林公園に展示されているT-33Aを訪ね、”ついでに”美保基地祭を見てくるツアーです。
【催行日】例年5月末から6月初旬に行われる美保基地航空祭の前日もしくは前々日出発。
【費用】
1. 航空便利用のビジネスホテル一泊付の出張パックを利用する場合4～5万円程度（羽田－米子便あるいは羽田ー出雲便を利用）
2. 寝台特急「サンライズ出雲」のノビノビ座席（カーペットのみの個人別仕切り区画）を利用する場合、片道料金は東京ー出雲市間12,210円プラス特急券3,300円プラス指定料金530円の16,040円。寝台利用の場合にはさらにB寝台6,600～シングルデラックス13,980円アップ（ただし指定料金530円は不要）。
3. 東京から米子・出雲市あたりまでの夜行バスを利用する場合、片道料金は概ね7,000～12,000円程度だ（予約時期や座席のクラス等により異なる）。
写真1 本ツアーの目的は目田森林公園にある本機を見に行くこと！美保基地祭はオマケだよ、オ・マ・ケ！（撮影：大路 聡 氏）
【行程】
<第0日目>
夜行バス利用の場合には東京周辺を19時ごろに出発だ（所要12-4時間程度）。夜行特急「サンライズ出雲」は東京駅を2200に発車する。
<第1日目>
羽田空港早朝発－10時前後に米子あるいは出雲空港着。夜行バス・夜行特急も8時前後～10時ごろにかけて到着する。
<レンタカープラン> 各自勝手に行ってくれぃっ！
<公共交通利用プラン>
出雲市駅より一畑バス須佐線に乗り、終点「出雲須佐」下車。所要約40分、840円。下車後は山道を約1.6km歩くと目田森林公園だ。徒歩時間を往路40分、復路30分（プラス5分の余裕）と見込んでおこう。2020年9月5日に確認したバス時刻表で利用可能なコースは次の通りだ。
（出雲市駅発ー出雲須佐着ー森林公園着／発ー出雲須佐発ー出雲市駅着）
1) 0745ー0820ー0900現地着／発1025ー1100ー1140
2) 1000ー1040ー1110現地着／発1305ー1340ー1420
3) 1240ー1320ー1350現地着／発1525ー1600ー1640
※土日祝日以外ならば1450ー1530ー1600現地着／発1700－1735ー1810という便が利用できる。
<第二日目>
朝から美保基地航空祭を見学、夕方あるいは夜の便で米子もしくは出雲空港より羽田空港へ。到着後解散。
<第三日目>
夜行バスもしくは夜行特急「サンライズ出雲」利用の場合、7時～9時ごろに東京に到着する。渋滞等により遅れることもあるので「到着後、直ちに出勤（始業前に会社着）」は難しいだろう。「午前半休」くらいの余裕を見込んでおきたい。
写真2 美保基地には用廃機が10機ほどが展示されている。これはそのうちの一機S-62J。（2017年5月28日撮影）
【注意事項】
1. 別記事に記した注意事項をご確認ください。
2. 計画立案時には現地公園管理部署に電話して、機体がまだ存在することと訪問日までに撤去予定が無いことを確認しましょう。現地に行って「機体が撤去されていた！」という状況になった場合、心と財布のダメージが大きそうな場所です。
3. 東京駅を前日夜2200に出発する夜行特急「サンライズ出雲」は0958に出雲市駅に到着します。大抵は遅れるので上述した出雲市駅発1000のバスには間に合いません。その代わり「寝台列車」あるいは「横になって足を延ばせる夜行移動手段」は夜行バスより魅力ですね。一度はお試しあれ。
4. 2020年9月に飛来予定のF-4EJ改ファントムは2021年以降に基地脇のC-1やYS-11が置かれているあたりに展示される予定です。また2021年度には航空自衛隊のKC-46部隊が創設される予定です。毎度ながら、撤去される前に早めに行って見ておくか、それとも全てが揃ってから一回の訪問で全てを見てくるように計画するか、悩むところでありますね。ま～、行ける時には可能な限り早めに訪問しておくのが原則ですが･･･。
写真2 国内唯一の定期夜行特急「サンライズ出雲・瀬戸」。一度は利用してみたい。（2006年1月9日撮影）
<検討すべきこと>
1) 東京ー米子間のビジネスプランは美保基地祭の予定が公表されるとすぐに東京発初便と米子発夕方便は売切れることが多くなりました。とにかく早めに予約を入れましょう。買えなかった場合でもキャンセル料金がかかり始める日の直前あたりにはキャンセルが幾分発生しますので、この日前後に再度購入できないかどうか確認してみましょう。
2) 青春18きっぷを用いて「東京発午前8時以降」という条件で移動すると、初日は岡山までしか行けません。二日目には岡山を0515に出発して出雲市駅到着は1051、次便は0918に出発して出雲市駅到着は1540となります。これはちょっと利用することが難しいですね。東京からの場合、日中は東海地方の展示機を訪問し、中部か大阪周辺から夜行バスを利用して現地入りすることを考えてみましょう。
【余談】
1. 他の記事でも書いているが私自身は美保基地に展示されたC-1（本稿執筆時点で国内唯一の展示機）とYS-11を撮影していないので、この撮影計画は「比較的早い時期」に実行しようと画策中。読者の皆様がたも訪問前の情報収集は十分に行ってくださいネ。
2. 美保基地は会場にいるとフライトは逆光となるため、フライトスケジュールに合わせて適宜会場外で撮影することをおススメします。
以上
【編集履歴】
05Sep.2020 公開
02Dec.2020 見直し更新（第2回目、字句等修正）
