用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【愛知県】幸田町郷土資料館のF-86FとBell47G

<編集履歴>  30Aug.2020公開、10Apr.2023見直し更新(第4回目、再訪につき見直し実施)

<場所 Place>    幸田町郷土資料館、愛知県額田郡幸田町大字深溝字清水36-1

https://www.town.kota.lg.jp/index.cfm/12,39086,220,html

<座標 Location>  34.8389N, 137.1800E

<訪問日Visit>  12Mar.2016, 24Aug.2020, 02Aug.2022, 30Mar.2023ほか

<行き方 Access> 

(1) JR東海道線三ヶ根駅より約600m、徒歩約10分

<解説General>

(1) 町立の郷土資料館敷地内に空自のF-86Fと陸自のH-13(Bell47G-2)が展示されている。開館時間は1000-1700。月、木、年末年始は休館日だが、屋外展示の機体を見るだけならいつでも行ける。ただし休館日にはH-13の展示されている”小屋”は施錠されているので外周金網越しの撮影となる。

【展示機 Aircrafts】 

(1) F-86F (92-7910) 空自の無償貸付機。”72-7743”と機体に記載しているが、本当のS/Nは"92-7910"。全国のF-86Fの展示機にはこのようにS/Nを描き直したものが多い(多かった)ので注意が必要だ。機体左側面を順光で撮るには季節にもよるが午後1時半ごろから3時半ごろまでの間に訪問するとよい。それ以前の時間帯は逆光~トップライトとなる。なおこの時間帯に訪問しても木や山の影が機体にかかることがある。木々が落葉している冬季期間中の方が綺麗な写真を撮りやすいが、影のかかり方は木々の伐採の程度や育ち具合によっても変わってくるので、結局のところは現地に行ってみないと撮影状況は分からない。

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写真1-1,1-2, 1-3  機体には72-7743と描かれているが本当のS/Nは92-7910号機だ。順光で左側をきれいに撮影できるかどうかは太陽の位置と植樹の伐採状況によって変わるため、現地に行ってみないと分からない。(上から2016年3月12日14時45分ごろ撮影、2022年8月2日14時45分ごろ撮影、2020年8月24日17時ごろ撮影)。

 

(2) H-13H / Bell47G-2 (30120) 陸上自衛隊で使用されていたヘリコプターが目の細かい網を張った小屋の中に展示されている。2019~2020年ごろからは開館時間帯には小屋の扉を開放しているため、”展示小屋”の中に入って機体を間近に見ることができる。

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 写真2-1, 2-2 目の細かい網を張った小屋の中に展示されているH-13(Bell47G-2)。(上:2020年8月24日、下:2022年8月2日撮影)

 

【展示後に撤去】

(1) かつては海上自衛隊のKM-2(6247)も展示されていたが、この機体は2017年11月30日に撤去されてしまった。撤去された機体は下総基地に運ばれ廃棄された。その残骸は2018年10月20日に行われた下総航空航空基地の公開日にスクラップヤードにあることが目撃されている。

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写真3 このKM-2は2017年秋に撤去された。(2016年3月12日撮影)

 

【余談】

 私自身はこれまで東京から青春18きっぷを利用して、静岡の菅野医院のF-86F、焼津・ハセガワのF-104J/T-3、豊川のT-1A、幸田町郷土資料館のF-86F/Bell47Gを一日で巡り、岐阜に宿泊するというような旅程の中で訪問している。東海道線沿線にはいくつか航空機展示場所があるので、一度に全てを撮るのではなく、静浜、浜松、小牧、岐阜の各基地祭の往復時などに計画的に少しづつ撮りつぶしていくとよいだろう。

 以上