<編集履歴> 30Aug.2020公開、21Nov.2021見直し更新(第2回目、再訪により見直し実施)
<場所 Place> (有)伊藤電機工作所、愛知県豊川市小坂井町宮下42-1(注、後述)
<座標 Location> 34.7972N, 137.3673E
<機体 Aircraft> T-1A(95-5803)(ただし後部胴体は85-5802)
<訪問日Visit> 24Aug.2020 and 22Dec.2021
写真1 機体は国道1号線沿いにあり、いつでも見ることが可能だ。(2020年8月24日撮影)
<行き方 Access>
(2) JR東海道線西小坂井駅より約1.6km、徒歩15分程度。
<解説General>
(1) (有)伊藤電機工作所は国道1号線に面しており、機体は国道を向いて(機首を西南西に向けて)敷地の端に置いてある。このため機首側はいつでも撮影することが可能だ。尾部は敷地内に入らなくてはならない。私はアポ無しで訪問したため、事務所にて来訪目的を告げ、許可を得て撮影した。仕事中にも関わらず快く対応していただいた(有)伊藤電機工作所の皆様に対しまして心から御礼申し上げます。
(2) 機体は駐車場をキャノピーには通常シートがかけてある。兼ねたヤードの一角、敷地の端にあり、訪問時にはトラックが脇に置かれていた。主翼および水平尾翼は付いていない。標準レンズ一本があれば十分だろう。
(3) 本機(803号機)はもともと浜名湖脇の舘山寺温泉パルパルに展示されていた(1988年8月27日付の写真がネット上に存在する)。これが1990年ごろに解体撤去された際に胴体部分を引き取り、アイキャッチャー(目を引くための広告塔)として展示したもので、2003年2月15日に撮影された写真では垂直尾翼の先端部分が欠けるなどしていた。
(4) 後部胴体は2000年11月に埼玉県の稲荷山公園に展されていた802号機が解体・撤去された際に千葉県習志野市の業者から購入し、803号機に結合したとのこと(中日新聞2020年10月25日配信記事より) 。2007年4月9日に撮影された写真では欠けた垂直尾翼先端が「修復」されている。上述の2003年以降、2007年までの間に後部胴体を更新したのであろう。 なお中日新聞の記事では803号機の機体を購入したのは25年前。記事配信が2020年なので1995年頃の話だ。802号機の後部胴体を入手したのは前部胴体を入手してから2年後との記述があるが、これはその他の状況と一致しない。パルパルから803号機が撤去されたのち、しばらくはどこかで保管されていたか、入間の機体が撤去されたのちに習志野の廃棄物業者でしばらく保管されていたか、あるいは記事が間違っていたか、何らかの未確認状況が存在するものと思われる。
写真2 夏場の午後4時ごろに機体後部を撮ると逆光状態となる。(2020年8月24日撮影)
※注: 個人が所有し、個人宅に展示されている機体については、所在地がすぐには特定できないように配慮しているつもりです(複数の情報を組み合わせることにより比較的容易に特定可能なのですが)。しかし企業が宣伝の一環として展示している場合(アイキャッチャーや企業文化活動としての展示など)には、展示場所住所などは明確に記していくつもりでいます。ご了承ください。
【参考】中日新聞2020年10月25日配信記事
<三河撮りある記>(43) 豊川・国道沿いの空自練習機:中日新聞Web
【余談】
私自身は2020年8月に訪問した際には東京から青春18きっぷを利用して、静岡の菅野医院のF-86F、焼津・ハセガワのF-104J/T-3、豊川のT-1A、幸田町郷土資料館のF-86F/Bell47Gを一日で巡り、岐阜に宿泊するという旅程の中で訪問した。また2021年12月に訪問した際には岐阜基地で1st.の着陸機を撮影したあと、青春18きっぷを使って東京方面に帰る途中で立ち寄った。
写真3 国道から見た機体左側の様子。写真には写っていないが画面右端には車が止まっていたため、スッキリした真横写真は撮れなかった。作業のない休日の昼前頃に行くと、順光でほどよく撮れるのかもしれない。(2022年12月22日15時ごろ撮影)
以上