<編集履歴> 21Aug.2020公開、16Jul.2023見直し更新(第4回目、美幌町公共施設等総合管理計画(2023年4月公表)を追加)
<場所 Place> 北海道 美幌町営 美幌航空公園
<座標 Location> 43.8127N, 144.0759E
<機体 Aircraft> T-33A (81-5387) 空自の無償貸付機
<訪問日Visit> Jun.2000および18Aug.2020
写真1 かつて5機が並んでいた展示機も今ではT-33Aが一機だけ。(2020年8月18日撮影)
<解説General>
(1) 網走川の河川敷に設けられたULP本機の離発着が可能な簡易滑走路を有する公園。かつては陸上自衛他の珍機V-44A(50001)のほかT-6G(52-0076)、T-34A(60505)、 UH-1B(41583)も展示されていたが、これらは2016年12月13日に撤去され帯広駐屯地に運ばれたという(ここで廃棄されたものと考える)。現在では紹介したT-33Aが一機のみ展示されている。
(2) 機体の可動部や開閉可能な場所は補助板とリベットで固定されている。一見すると良好に保存されているように見えるが、近づくと機首左側のノーズナンバー付近には直径10㎝程度の穴も開いており、細かい部分の状況はやや悪い。
(3) 美幌町で2016年に作られた施設管理計画において航空公園は(人口減少・財政難・設備の老朽化と管理費増大などにより)今後の在り方を検討するという評価がなされている。2023年4月に公表された施設管理計画では一層厳しい状況となっており、「関係機関等と協議を図り、今後の施設のあり方について検討します」との方針が示されている(実質的には2016年計画と同じ文言だが、評価コメントから方針へと”格上げ”されている)。2020年8月に現地を訪問した際には滑走路には草が生え、活用はされていない様子だった。機体の維持管理費の捻出も困難と思われ、撤去も早晩やむなしの状態だと考える。
参考:美幌町の施設管理計画(2023年4月公表)
(4) 美幌駅からは徒歩一時間、約4kmの距離がある。駅から徒歩で往復するか、網走あたりからレンタカーやバイクで訪問するのが基本だ。タクシー利用の場合は駅前にタクシーは待っていない。事前にタクシー会社の有無を確認しておいたうえで呼び出す必要がある。
(5) 東京から青春18きっぷを使って訪問する際の基本となる旅程を「【東京発】用廃機巡りの旅行プラン」内に作成してあるので興味ある方はご参照ください。
【東京発四泊五日】体力勝負だ!(第二弾)JR北海道・道東エリア乗り回しとF-104/T-33訪問ツアー - 用廃機ハンターが行く!
写真2 反対側の様子。(2020年8月18日撮影)
写真3 草の生えた河川敷の簡易滑走路。(2020年8月18日撮影)
以上