用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

海上自衛隊 固定翼輸送機の展示機

 ここでは海上自衛隊機の固定翼機のうち大型機に分類される輸送機について展示状況を紹介する。なお連絡機は人員の「輸送機」であるが、「小~中型機」に分類して別項にまとめる。また本項では概ね使用された年代順に記載する。

 

【輸送機】

1.  R4D-6Q
 名機DC-3の海軍バージョンのさらに変型版。RD-6シリーズとして9021-9024の4機を使用した。現存するのは鹿屋航空基地史料館に展示されたR4D-6Q(R4D-7)の9023号機のみ。

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写真1  鹿屋基地史料館にある国内に唯一機のR4D-6Q。ここは貴重な機体の宝庫だ。(2008年5月17日撮影)

 

2. YS-11T-A / YS-11M / YS-11M-A
 1967年から機上訓練機として6機のYS-11T-A(6901-6906)と輸送機として2機のYS-11M(9041,9042)および2機のYS-11M-A(9043, 9044)を運用していたが、YS-11T-Aは2011年5月31日付で退役抹消、YS-11M/M-Aは2014年12月26日付で退役抹消となった。使用可能な機体部品は当時まだYS-11を運用中であった海上保安庁航空自衛隊に移管されたという。このため現存する機体はない。なお運用終了間際の2009年9月28日、小月基地で9044号機(YS-11の製造最終号機)がオーバーランして田んぼに突っ込む事故が発生。同機は翌年2010年7月20日付で抹消となっている。

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写真2 海上自衛隊YS-11は全機が解体・廃棄され、現存していない。(2012年7月21日下総基地にて撮影)

 

3. C-130R

 東日本大震災対応で活躍し引退時期を早めたYS-11M/M-Aの後継機として米海軍のKC-130R中古機を6機購入(予算は7機分取得したが残る1機分は購入しなかった)し、空中給油装置を取り外すなどの作業をアメリカで行い、輸送型として輸入した。海上自衛隊への引渡し前から中古機ならではの細かなトラブルが相次いでおり、国内搬入後も数年は低い稼働率に悩まされていた模様。なお新品にしたエンジンだけはすこぶる快調という話を聞いたコトがある。特別点検を行うなどの予算処置もとられていたが、2020現在も使用中で用廃機は発生していない。

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写真3 厚木基地に着陸するC-130R。(2017年5月3日撮影)

 

以上

編集履歴
??Aug.2018 Mixiに公開

21Feb.2019 Blogに移設し公開

04May.2020 見直し更新(13回目、大型固定翼機を哨戒機、輸送機、飛行艇に分離)