<編集履歴> 06Feb.2020公開、03Dec.2021見直し更新(第4回目、体裁見直し)
ミンスクワールドは2015年夏ごろに閉鎖された。ミンスクの船体も次なる展示場所に向けて移動しており、ここには存在していないが、本Blogでは記録として文章を残す。
<場所 Place> 广东省深圳市盐田区海景二路、明思克航母世界(ミンスクワールド)
<座標 Location> 22.5545N, 114.2363E
<訪問日 Visit> 8Nov.2004および1May.2015
写真1 一般公開されていた当時のMinsk。(2015年5月1日撮影)
<行き方 Access>
(1) 深圳市バスターミナルよりバス。現在は既に閉鎖・撤去されているので詳細は記載しない。
<解説General>
1. 旧ソ連の空母Minskをテーマパークにしたミンスクワールドは深圳市羅湖口岸の東北東約14km、沙頭角(沙斗角)にて2000年9月27日に開業した。その飛行甲板上にMiG-23UBとMi-24×2機、周辺の公園に3機のJ-7が展示されていた。また館内にはMiG-23Bといくつかの縮小模型が展示されていた。一般公開は2015年夏ごろで終了し、船体は2015年秋ごろに「次の展示用に整備のため」いずこかへ回航された。(注:最下段の「余談」項を参照のこと)
2. 飛行甲板上に展示されていたMiG-23とMi-24は一般公開直後は中国国内には1機しか存在しない貴重な機体であった(その後、北京の中国航空博物館はMiG-23およびMi-24を入手し展示した)。
【展示機 Aircrafts】
(1) MiG-23B (28)
(2) MiG-23UB (26)
写真2 飛行甲板上に展示されたMiG-23UB。(2004年11月8日撮影)
写真3 飛行甲板上に展示されたMiG-23UB。(2015年5月1日撮影)
(3) J-7(M601, M602, M603) ミンスク前の公園にあった3機のJ-7は2015年5月の訪問時には無くなっていた。周辺を海浜公園として整備した際に撤去されたものと思われる。
写真4 ミンスク前の埠頭に展示されていたJ-7。(2004年11月8日撮影)
(4) Q-5(M501, M502, M503)
写真5 飛行甲板上に展示されたQ-5。(2004年11月8日撮影)
(5) Mi-24D(98, 99)
写真6 飛行甲板上に展示されていたMi-4。(2004年11月8日撮影)
写真7 2015年5月に訪問した際のMi-24。(2015年5月1日撮影)
写真8 後部飛行甲板に展示されていたもう一機のMi-24。(2015年5月1日撮影)
【余談】
現在のミンスクは上海の北西約80km、蘇通長江公路大橋北東側の南通ミンスク航母公園予定地(31.8037N, 120.9906E)に停泊している。公園は2016年に開業する予定だったが、2021年3月14日取得のGE-Pro画像を見ても周辺が観光用に開発された形跡はない。どうやら周辺開発プロジェクトが破綻したようだ。「南通」と「航母公園」の単語で検索するといくつかの情報が引っかかるので試してみてください。
以上