<編集履歴> 28Jan.2020公開、04Dec.2021見直し更新(第4回目、写真追加)
柳州市の軍事博物園は2016年10月20日をもって閉鎖され、展示物は近隣の新しい博物館に移設されている。ここでは旧軍事博物館の様子を記録として紹介する。
<場所 Place> 柳州市を流れる柳江の岸辺
<座標 Location> 24.3468N, 109.4193E
<訪問日 Visit> 02May. 2015
<柳州までの行き方 Access>
(1) 香港到着後に羅湖から中国に入国。往路は羅湖バスターミナル1950発の夜行バスに乗って翌朝0908に柳州バスターミナル着。所要13時間で253元。
(2) 復路は1615発のバスにて桂林着1847。60元、所用2時間30分。(翌日は桂林観光)
(3)柳州バスターミナルから市内をU字状に流れる柳江岸の現地までは市バスを乗継いで約50分かかったが、すでに存在しない施設なので詳細は記載しない。
<解説General>
(1) 2009年頃に開館した軍事博物館だが、2016年10月20日をもって閉鎖された。展示されていた機体の全ては2017年5月5日までに市の南部にある龍潭公園の仰獅山の西側、航銀路と航四路の交わるあたり(24.2675N, 109.3928E付近)に移設された。新たな展示場の詳細は別項を参照願います。
【広西壮族自治区】柳州市軍事博物園(仮称) - 用廃機ハンターが行く!
【展示機 Aircraft】
(1) UTI-MiG-15 (6373)
写真1 練習機UTI-MiG-15。(2015年5月2日撮影)
(2) J-5 (1013, c/n. 46239) 右前脚ドアに"46239"の数字が残っていた。
写真2 J-5。(2015年5月2日撮影)
(3) J-6 (32591) 白色塗装
写真3 2機あるJ-6のうち白色塗装の機体。(2015年5月2日撮影)
(4) J-6 (S/N ?) 銀塗装
写真4 どこでも見られるJ-6。(2015年5月2日撮影)
(5) J-7 (11242)
写真5 J-7。後方にはJ-8Iが見える。(2015年5月2日撮影)
(6) J-8I (30556)
写真6 J-8。(2015年5月2日撮影)
(7) J-11 (11137) 実物大模型
写真7 最新鋭のJ-11、中国版フランカーの1/1模型。これも新展示場に移設されている。(2015年5月2日撮影)
(8) Q-5 (332, c/n.732028) 左前脚ドアに"732028"の数字が残っていた。
写真8 Q-5。(2015年5月2日撮影)
(9) HB-5 (71520) 中国国内では比較的珍しいH-5(IL-28)の練習機型HB-5。
写真9 全国的にはやや珍しいH-5の練習機型HB-5。(2015年5月2日撮影)
(10) CJ-6 (61618 / 68)
写真10 CJ-6。(2015年5月2日撮影)
【その他の展示物】
写真11 99式主战坦克(英名: ZTZ-99)。レプリカかもしれない。(2015年5月2日撮影)
写真12 紅旗-7防空導弾の実物大模型。ミサイルについての説明は書かれていたが、車両についての説明(形式など)は書かれていなかった。(2015年5月2日撮影)
【余談】
この博物館の訪問記を雑誌「航空ファン」にでも投稿してみようかと考えていたのだが、いくつか調査不足の事項があったのと本業(フツーの会社員でした)が忙しかったことから、訪問後数か月は手をつけることが出来ずにいた。着手が遅くなったのでどうしようかな~などと考えているうちに柳江の再開発計画ができて閉鎖されてしまった。中国では建設して数年で(場合によっては建設途中にて)建造物を閉鎖・解体することがある。ここぞと思う展示館があれば、出来るだけ速やかに訪問するのが鉄則だということを改めて思い知らされた案件であった。
以上