用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

資料7 展示方法

資料7 展示方法
(1) 機体は屋内展示とし、雨、雪、日照等の天候による劣化を極力抑えるものとします。

(2)F-4EJの空虚重量は13,757㎏とされており、このまま展示すると展示場所の陥没が生じたり、タイヤにかかる負荷のためにタイヤの劣化が進むことが予想されます。

(3) このため二基搭載しているJ79-GE-17エンジン(1,750kg×2基)は抜いた状態で展示します。また機体は専用のジャッキにて持ち上げた状態で展示することによってタイヤの劣化を極力抑えるものとします。なお専用ジャッキは現行の保守作業で用いているモノを流用します。

(4) 取り外した二基のエンジンのうち、少なくとも一基は別途展示を行うものとします。展示用の架台は現在整備の際に用いている架台を流用します。

(5)展示スペースの確保並びにF-4EJの特徴を一般に見せるため、少なくとも片翼は上方に折りたたんだ形とします。

(6)  F-4EJ特徴の一つに大きく頑丈なアレスティングフックがありますが、これは降ろした状態で展示します。

(7) 動翼は可能であれば左右異なる形として展示を行います。

 例として右翼はフラップは前縁・後縁ともに引き上げた状態とし、左翼は両方とも下ろした状態とします。

(8) 機体マークは小松市にゆかりのある第303飛行隊、第306飛行隊、機体を提供した岐阜基地の飛行開発実験団のいずれかのマークを関係者間で協議の上で決定し、記入します。

 

以上

編集履歴

2020年1月21日 Blog公開