用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【南東縣】集集軍史公園

<編集履歴> 21Nov.2019公開、15Feb.2022見直し更新(第4回目、体裁見直し、写真追加)

 

<場所 Place>    集集線集集站の東約2.1km(直線)の集集軍史公園内

<座標 Location> 23.8271N, 120.7954E

<訪問日Visit> 5Apr.2008

<行き方 Access>

(1) 台中站から西部幹線二水站を経由し、集集線の集集站で下車。所要90分程度。駅からは線路に沿って東に約1.1km進むと軍史公園だ。

<解説General> 

(1) 2000年代より観光地として人気急上昇の集集線・集集站。ここから東に約1.1kmの所にF-104JとC-119が展示された軍史公園がある。入場は無料、いつでも入場可能な小さな町の公園だ。

(2) 台中からは集集線直通列車と二水站で乗継ぎが必要な区間車がある。二水站で下車すると近くにF-5Eのある公園がある(別稿参照)ので時刻表をよく確認して訪問計画を立てよう。二水で下車しないのであれば集集線フリー切符(のような企画券)が安くて便利な場合がある。現在も販売しているかどうかは確認していないが、訪問するなら台鉄のサイトなどで販売の有無や有効期間、使用条件を確認しておこう。集集以外の一か所で下車すれば元は取れる程度の金額だったハズだ(ただし二水は範囲外)。人気のある観光地で週末は列車が混み合うが、可能なら先頭車両の運転手脇の席を確保したい。 

【展示機 Aircrafts】

(1) F-104J (4506 / 36-8565) 展示機にはG型のシリアルナンバー(4303 / 62-12252)やステンシル(注意書)が記載されているが、射出座席はJ型のC2であり、また主脚扉内側などにJ型であることを示す刻印などが確認できる。なお別稿で紹介している高雄国立科学館にも同じ番号の”F-104G (4303 / 62-12252)" が展示されているが、こちらも本当は元航空自衛隊のF-104J (4522 / 46-8596)だ。本物の”F-104G (4303 / 62-12252)"は退役後にスクラップとなったようで現存しない。

f:id:Unikun:20191121174422j:plain

 写真1 F-104Gのシリアルナンバーやステンシルを記載しているが、その実体は元航空自衛隊のF-104J 36-8565。(2008年4月5日10時45分ごろ撮影)

 

f:id:Unikun:20201009152137j:plain

写真2  垂直尾翼には見ての通り"4303 / 62-12252"と書かれていたが、実際には元航空自衛隊のF-104J 36-8565。(2008年4月5日撮影)

 

(2) C-119G (3184 / 52-5844) 以前は機内を公開していたが、老朽化が進んだため現在では公開していない。

f:id:Unikun:20191121175504j:plain

写真3 訪問時には退色が進んで赤っぽく見えた。(2008年4月5日11時ごろ撮影) 

 

f:id:Unikun:20201009152726j:plain

写真4 大きな機体、かつ下がることができない公園なので、標準ズームレンズで全景を画面に入れることは困難だ。(2008年4月5日撮影)  

 

【その他】

(1) 軍史公園の東方約250mには「戦車公園」があるが、名ばかりで戦車は置いて無い。恐らくここにあった戦車は軍史公園あるいは集集駅前に移設されたものと思われる。

f:id:Unikun:20201009152943j:plain

f:id:Unikun:20220215180812j:plain

写真5 軍史公園に二台あるM41戦車。これらのうちの一台は、もしかしたら以前は戦車公園にあった車両かもしれない。(2008年4月5日10時40分ごろ撮影) 

 

(2) F-104Jの隣に置いてあるM48戦車

f:id:Unikun:20220215181602j:plain

写真5 軍史公園にあるM48戦車。現在はC-119の前にM18戦車も置かれている。(2008年4月5日11時ごろ撮影) 

 

【余談】

(1) 集集站前には22号機関車と小型の戦車が2両展示されている。

f:id:Unikun:20220215183006j:plain

写真6 集集站前の22号機関車。現在では屋根が造られている。脇にはSL博物館(というコーナー)もできたそうな。(2008年4月5日9時ごろ撮影)

 

f:id:Unikun:20220215183023j:plain

写真7 集集站前に二両あったM24戦車。現在では一両が残っており、一両は隣の龍泉站から250mほど西に行った「綠色隧道」の入口付近に移設されている(ここにはもう一両の戦車も置かれている)。(2008年4月5日9時ごろ撮影)

 

(2) 集集線沿線には車窓からも見える台湾中部大地震(1999年9月21日)の際の遺構がいくつかある。興味ある方は事前にその場所を確認しておこう。

f:id:Unikun:20220215192626j:plain

写真8 地震で倒壊した集集の武昌宮が残されている。武昌宮自体は2009年末頃にはこの敷地の南側に再建されている。(2008年4月5日10時ごろ撮影)

 以上