用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【江原道】パロホ(破虜湖)のRF-4C(ヤング(楊口))

<編集履歴> 17Sep.2019公開、21Feb.2022見直し更新(第3回目、体裁見直し) 

<場所 Place>         パロホ(破虜湖)の人造島「ハンバンドシム(韓半島島)」内

<座標 Location> 38.1297N, 127.9837E

<訪問日Visit>     23Sep.2019

<行き方 Access>

(1) 東ソウル総総合バスターミナル(春川方面)よりヤング(楊口)市外バスターミナルまで約2時間50分(ソウルから北西に直線で110km)、13,900W。バスの発車頻度は1時間に1本程度でチュンチョン(春川)経由とホンチョン(洪川)経由の便がある。ヤングBTからはタクシーで8分、約6,000W。もしくは湖の東岸に沿って徒歩で約3.8km、50分程度。

(2) チュンチョン(春川)市外バスターミナルからは一時間に1~2本程度のバスがある。ただし日中12-16時は一時間に一本程度だ。チュンチョンからは直線で北東に約35km、所要60分で6,200W。

(3) チュンチョン(春川)市外バスターミナルまでは東ソウル総総合バスターミナル(春川方面)より約1時間15分。一時間に2~3本の便がある。

(4)  チュンチョン(春川)市外バスターミナルは京春線ソウル地下鉄の延長線)のナンチュンチョン(南春川)駅下車し、徒歩7分程度。ソウルからの所要時間はサンボン(上鳳)から1時間10分程度。一日に数本は快速列車も走っており、これを利用すると45分程度で到着する。列車は普通・快速合わせて一時間に1本程度しか走っていないので、利用する場合には事前によく時間を確認しておこう。

<解説General> 

(1) パロホ(破虜湖)に造られた朝鮮半島の形をした人造島「ハンバンドシム(韓半島島)」に設置された偵察型ファントムで、機首はほぼ真北を向く。機体の西側は2018-2019年ごろに植樹が行われたため、全景写真は撮りづらい。樹が育つにつれて、さらに撮りにくくなることだろう。このため午前中の順光の時間帯に現地を訪問するようにしたい。2019年9月の訪問時点では機体の東側(右側面)はスッキリとした全景を撮ることが可能だった。

(2) ヤングBTにタクシーがあるので往路はこれを利用することをお薦めする。復路は散歩がてらに湖畔を歩くのも良いだろう。なお郡内バスが近くを通過するが、バス経路も路線番号も発車時間も全く判らないのでコメントしない。

(3) チュンチョン(春川)周辺3か所の機体展示場所(チュンチョン戦跡記念館、ファチョン中央運動場、パロホ)を一日で回る場合、ニか所までは順光で撮影可能だが、三か所目は本写真のように限定的なアングルとなるか逆光となる。どこの機体を優先するか、よく考えて訪問計画を立案しよう

【展示機 Aircraft】

(1) RF-4C (67-0435) この機体は1989年に活動を停止した米空軍の第45戦術偵察訓練飛行隊(45TRTS)に所属していたものであり、1989年中に韓国に売却された。航空自衛隊のRF-4Eとは異なるノーズ形状をしている(RF-4Cの後期生産からはリファインドノーズと呼ばれているが、本機は「リファインドでない初期型のノーズ」である) 。機首下面中央にプリズム状(三角柱状)のカメラ窓があるので注目してほしい。

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写真1 機体左側は植樹によりマトモに撮ることはできない。(2019年9月23日撮影)

 

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写真2 機体にかなり近づいても植樹が画面に入る。(2019年9月23日撮影)

 

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写真3 機体右側は植樹に邪魔されずに撮影可能だ。午前中に訪問して順光で撮影したい。(2019年9月23日撮影)

以上