用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【Hai Phong】第3軍管区博物館

<編集履歴> 22Apr.2019公開、29Jan.2022見直し更新(第3回目、写真追加)

 

<場所 Place>       第3軍管区博物館敷地内 (The 3rd. Military Region Museum), Bao Tang Quan Khu 3

<座標Location>    20.8228, 106.6369

<機体Aircraft>  MiG-17 (S/N ?)

<訪問日 Visit> 29 Sep.2018

f:id:Unikun:20190423171241j:plain

f:id:Unikun:20220129190615j:plain

写真1,2 MiG-17の側方に回り込み、APS-C機に18-55㎜を装着して撮影すると下がり切れずに若干尾翼が切れる。写真を見ての通り展示エリアの柵内に入り込んでの撮影だ。ごめん!これについては批判を受け入れる。訪問時には脇の建物は工事中だった。(2018年9月29日撮影)

  

<行き方 Access>

1.  市内からバスで接近し、Truong Chinh通りのバス停「808 Troung Chinh」で下車。バス進行方向に120m進むとロータリになるので右折し、Le Duan通りに入り、約1.4kmを歩く。TruongChinh通りでバイクタクシーを捕まえられれば利用する。

 2. 本blogの基本方針に反するが、2018年秋の時点でHaiPhong市内中心部からタクシーを利用する方がベター。(見学の間、タクシーを待たせておくこと) 

<解説General> 

1. ベトナム陸軍は国内を7つほどの「軍区」に分割して管理を行っており、それぞれの軍区に一つの博物館を有している。ここはそのうちの第3軍区の博物館だ。開館時間は毎日0730-1030, 1400-1630とのこと。

2. 場所はハイフォンのCauRaoバスターミナルから直線で西に約6.5km行ったところ。CauRaoバスターミナルから本博物館に行くには市バスを最低2本乗継ぐ必要がある。市バスは30分に一本程度の頻度で走っているが、複数のバス路線があるので事前に乗るべき路線番号、下車地域、乗継バスの路線番号、下車地域をリストアップしておくとよい。なお街の発展の様子から5年以内(2025年頃まで)にはバスの本数や路線が増えるものと予想する。経験上、若く発展しつつある街のバス路線や路線番号は頻繁に改訂されることが多いため、皆さんが訪問する際には最新情報に基づいたアクセス手段を確認し、利用していただきたい。 なおCauRaoバスターミナルとハノイの間には30分~1時間30分に一本程度の便がある。またCauRaoバスターミナルから徒歩10分のところに海軍博物館がある(別項参照)のでこちらの訪問もお忘れなく。

3. 博物館はバス停のある大通り(Truong Chinh 通り)から1.4kmほど離れている。私の訪問時にTruongChinh通りと博物館の間の交通量は少なく、バイクタクシーは走っていなかった。もともと周辺調査を兼ねて徒歩で訪問したのだが、周囲に見るべきところが無いことが判った現在ではハイフォン市博物館や海軍博物館を一日で効率よく巡ることを優先的に考え、市内からタクシーを利用することをお薦めする。

4. 屋外展示機はS/N不明、機体表面の説明書が全て消え失せたMiG-17が一機だけ。このほかにSA-2ミサイルや火砲数門、撃墜機の残骸などがゴチャゴチャと敷地の片隅に寄せられて展示されている。

5.訪問時(1056am-1112amのわずか16分間)は昼休み時間であったため、博物館内部は見学していない。門は開いているが誰も居ない敷地内に入るのには少々勇気がいる。また訪問した際には展示エリアの一角は工事中であった。今後、何らかの変更があるものと思われる。

f:id:Unikun:20220129190951j:plain

写真3 105mm砲とB-52らしき機体の破片およびエンジン。機体の破片には「XAC  PHAO DAI BAY B52 USA 12/72(空飛ぶ要塞B52の残骸 USA 12/72)」とペンキで殴り書きされていた。(2018年9月29日撮影)

 

以上