<編集履歴> 15Apr.2019公開、21Dec.2022見直し更新(第4回目、情報追加)
フエの観光名所の一つであった歴史革命博物だが、老朽化した古い建物を維持するため、現在の陳列物を新たに建設する博物館に移すことになった。この移転計画の一つとして2020年5月8日の夜、これまで前庭に展示されていた4機の航空機や対空火器などが Hueの国境警備隊の詰所のある場所に新たに作られた歴史博物館268 Điện Biên Phủ street (16.4441N, 107.5814E)に移転された。
以下の記事は移転前のものだが記録として残す。移転先での新たな情報があれば、新規記事として紹介するつもりだ。
<場所 Place> 歴史革命博物館Bao Tang Lich Su Tha Thien Hue
<座標Location> 16.4699N, 107.5827E
<訪問日 Visit> 2006 and 01Oct.2018
<行き方 Access>
(1) Hue市内のHue王宮の脇にあり、徒歩、バイクタクシー、タクシーなどでアクセス可
能。
<解説General>
(1) 開館時間は0730-1100と1330-1700。月曜休館。入場料金は10,000VND。ただし休館日でも屋外展示エリアの入場は可能。もし閉鎖されている場合であっても機体や屋外に展示された野砲や戦闘車両などは外周から70-200㎜程度のレンズがあれば撮影できる。機体は南東を向いており午後の方が若干撮影条件がよいが、陽がさすと樹木の影がかかることがもある。
(2) 2005年頃まではMiG-17が展示されていたが、これは撤去された。現在の展示機は2008年頃に搬入されたものだ。
【展示機 Aircrafts】
(1) MiG-21 (6124) 2012年8月30日に空軍からA-1H(AD-6)と共に受領した。
写真1,2 ボロボロになったMiG-21。上の写真では後方に展示されたA-1スカイレーダーのキャノピーが背部に見えるので変形複座型機のように見える。(2018年10月1日撮影)
(2) A-1H (135344) 2012年8月30日に空軍からMiG-21と共に受領した。
写真3,4 そのA-1スカイレーダー。この機体が展示された時には「ベトナム国内にはまだこんな機体が残っていたのか!」と驚いたものだ。(2018年10月1日撮影)
(3) A-37B (68-7957)
写真5,6 機体の左脇にはF-5Aのエンジンナセル部分が転がっていた。(2018年10月1日撮影)
(4) UH-1H (69-15955)
写真7,8 ベトナム戦跡定番のUH-1HとA-37B。(2018年10月1日撮影)
(5) F-5Aの後部胴体(エンジン部)
写真9 F-5Aの後部胴体部分。(2018年10月1日撮影)
【その他】
戦闘車両や対空砲なども展示されていた。
写真10 錆だらけの戦闘車両群。(2018年10月1日撮影)
写真11 37mm対空機関砲。(2018年10月1日撮影)
以上