用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【上海】楓涇古鎮のMiG-15

<編集履歴> 27Mar.2019公開、16Sep.2021見直し修正(第3回目、写真追加。2020年7月22日GE画像に存在することを確認)

<場所 Place>       枫泾古鎮上海市金山区枫泾镇(Fengjing guzen、本blogでは楓涇古鎮と記載する 

<座標Location>       30.8906N, 121.0145E      

<機体 Aircraft>        MiG-15(3581, cn: 137013)

<訪問日 Visit>   24 Mar.2018

<最終確認日 Last Check> GE-Proの22Jul.2020取得画像で存在確認

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写真1 ボロボロのMiG-15だが、あちらこちらにキリル文字が残っている。(2018年3月24日撮影)

 

<行き方 Access>

1.地下鉄一号線「錦江楽園」下車、改札口左手のバスターミナルより楓涇行バスに乗車する。所要約50分、運賃は12元。高速道路を降りて5分ほどで古鎮入口のバス停着。目前が古鎮エリアだ。目的の機体はエリア内の人民公社遺址の裏庭に展示されている。 

<解説General> 

1.  楓涇古鎮は2000年代後半ごろより注目されはじめた場所で、現在ではかなりの観光客が訪れる観光名所になっている。

2. 「錦江楽園」駅脇のバスターミナルからバスが頻発している。朝7時半ごろから9時半がピークのようで10~15分間隔、その後は30分に一本程度となるようだ。ターミナルを出たバスは一度道路の流れに沿って市内中心部に向けて数百mほど行った後、Uターンして高速道路に上がる(この直後に右側に航宇科普中心の機体を上から撮るチャンスがある)。行程の大部分は高速道路を走行するため、一般乗合バスながら完全着席制となっている。(逆を言うと満員にならないと発車しない?)

3. 古鎮エリアでは人々は普通に暮らしているので入場はいつでもできるし、一般商店(土産物が多いが)は通常の営業時間帯には開いている。だがエリア内に数か所ある有料観光拠点の開館時間は0800~1600だ。チケットは各拠点の入口で都度購入するか、古鎮エリア入場口付近にある券売所で数館見学用チケットなど数種類の入場券が販売されている。ここのMiG-15を見るためには人民公社遺址に入場しなくてはならず、12元が必要だ。

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写真2 機体は人民公社遺址の裏手奥にあり、外周からでは見ることができない。(2018年3月24日撮影)

 

4. 人民公社遺址の位置は事前に地図を用意するか、現地の案内図で確認しよう。それほど広いエリアではないが、古鎮なので道路は狭く、また観光客も多いので移動には意外に時間がかかる。機体は人民公社の建物の裏庭に機を南西方向に向けて置いてある。レンズは標準ズームの広角側(フルサイズ35㎜程度)があれば十分だろう。 周囲から入場料を払わずに見られないものかと廻ってみたが、残念ながらがっしりとした塀に囲われており隙間もなかった。

5.古鎮から上海市内に帰る場合、もしくは続けて朱家角(あるいは東方緑舟)に行く場合には約2km北東にある街のバスターミナルまで行かなくてはならない。往路で下車したバス停には止まらないのだ。エリア周辺にはタクシーや市バスが頻繁に走っているが空車のタクシーは少なく、またバスも2-30分に一本程度のようで歩いた方が早いかもしれない。

6. バスターミナルから朱家角方面へは1時間に一本程度のバスがある。所要時間は80分程度で6元。日の長い夏場であれば駆け足ながら一日で航宇科普中心-楓涇古鎮ー(地下鉄朱家角駅)ー東方緑舟と展示機を見て回り、夕暮れに朱家角古鎮を散策し、夕食を取って上海市内に戻ることが可能だ。 

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写真3 機体右側の壁近くから標準ズームレンズにて。フルサイズ35mm程度だ。(2018年3月24日撮影)

 

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写真4 左脚収納部のプレートにはNo.137013の刻印が読めた。上部のキリル文字は「AIRCRAFT]の意。(2018年3月24日撮影)

 

以上