用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【HCM市】ホーチミン作戦博物館

<編集履歴> 22Mar.2019公開、25Feb.2023見直し更新(第3回目、写真追加)

 

<場所 Place>       HCM市中心部のホーチミン作戦博物館 (Bao tang Chien dich Ho Chi Minh) 

<座標Location>       10.7867N, 106.7042E

<訪問日 Visit>   27Jul.1997, 01Nov.2014, 11Apr.2015 and 08Oct.2016

<行き方 Access>

(1) 市内中心部にあり、徒歩、バス、タクシーなどどんな手段でも行ける。   

<解説General> 

(1) 市内中心部にある観光名所の一つ。開館は0730~1100、1330~1700、月曜休館。昼休みに一度閉門されるが、屋外展示機は撮影可能。2015~2016年頃に博物館内を大改装したが、私自身は改装後には訪問していない。博物館に隣接する会堂で結婚式などのパーティーが開かれることが多い。パーティ中でも屋外展示物の撮影は可能だが、少々気まずい雰囲気が漂う。また展示物の周囲にはパーティ関連のマイクや酒瓶などが準備期間から片付け時まで置かれるため、非常に 取りにくい状況が生ずることもある。 月曜日の閉館時にはフェンスで隠されるために外周から機体を撮ることはできない(部分的に証拠写真程度の撮影は可能)。しかし前述のパーティ等の準備・片付けのためにゲートが開いていれば敷地内に入り屋外展示物のみ見学することができる。 

【展示機 Aircrafts】

(1) F-5A (71-0272) 観光用に塗り直されており、オリジナリティは失われている。1970年代後半から1985年ごろに本機の主翼前縁で「head」を「cut」したという事例が雑誌に紹介されていた。頭にケガをした程度なのか首を切断した(behead, decapitate)のかは不明だ。F-104の主翼前縁よりかは安全だと思うのだが・・・。

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写真1-1, 1-2 観光客ウケしそうな迷彩色に塗装されたF-5A。真横全景写真を撮るにはフルサイズで24mm以下(APS-Cで18mm)が欲しい。なお結婚式やパーティがあると機体脇に駐車されたりテントを張られたりしてマトモな撮影はできなくなる。(上:2016年10月8日、下:2014年11月1日撮影)

 

(2) A-37B (3710 / 67-14821) 1997年に初めて訪問した時から両翼が根元から分離しており、台座と支柱で支えていた。

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写真2-1, 2-2 両翼とも根元で折れているA-37B。機首脇にある街灯ポールや周囲の展示物が邪魔。(上:2014年11月1日撮影、下:2015年4月11日撮影)

 

(3) A-1H (287 / Bu.137588) 胴体部分とエンジン部分の残骸が展示されている。

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写真3-1, 3-2 A-1Hの胴体部分。下の写真(胴体左側)の右下には特徴的なエアブレーキが確認できる。(上:2015年4月11日、下:2014年11月1日撮影)

 

【その他】

(1) T-54 戦車(848号車)

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写真4 敷地内に展示されているT54戦車。(2016年10月8日撮影)

 

以上