用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

フィリピンにおける展示機の概要

<編集履歴> 30Jan.2019公開、18Sep.2022見直し更新(第5回目、エアショーに関する記述更新) 

 

【概要と特徴】 

 国内数か所に展示機があるが、一般的に治安が悪いので訪問時にはそれなりの覚悟が必要。旅行計画時から直前まで、外務省の渡航安全情報の確認は必須です。

<一般的注意事項>

1. 治安が悪い。ただでさえスリ、引ったくりなどの犯罪にあったとの報告が多い国ですので、訪問する際には十分に気をつけること。両替時の金額ごまかしや料金をボラれるなどは日常茶飯事と思って対処すること。

2. 各展示場所へ近づく際には、多くの場合は人通りの少ない所を通過するが、やや不安がある。例えば空港から空軍航空宇宙博物館へは徒歩で行けるが、タクシーを利用して行った方が無難のように思えます。(私は歩いて行くが・・・)

3.さらに国内、特に南部の治安はかなり不安定なので、当面は南部には行かない方が良いように思えます。外務省の渡航安全情報を一度は確認ください。また幹線道路から外れた場所に行くことは極力避けた方が良いと考えます。(危なそうな雰囲気タップリですネ)

4. 脅かすつもりもないし、行くな!とも言わないけれど、危機意識の欠落した日本からヒョイと出かけると「ネギを背負った鴨」になる可能性が他国より高いように感じます。「近いから」「航空券やホテル代が安いから」という理由で行くより、他に数か国を巡って「それなりの旅の仕方」を覚えてから訪問した方が良い国のように思えます。まぁ、どこの国に行ってもカモになることはあるのですが。それから安心安全快楽を売りにするリゾート地への訪問やツアー旅行を「海外旅行経験」などとはしないでくださいね。自身の力で目的地にたどり着くという経験をもって「海外旅行経験」としてください。

【主な展示場所】 

1.  国内最大の展示場はマニラ国際空港T3脇にある空軍航空宇宙博物館。

2.  クラーク基地脇のAirforce City Parkやバギオ基地内の展示場も有名。

3.  各航空基地や空港敷地内・周辺に退役した機体が転がっていることがネット上の写真で確認できる。ざっと数えて70機程度の機体が存在するが、ほとんどの場合は一般人が近寄れるかどうか不明な場合が多い。私自身の感覚(定量的なリサーチは行っていない)だが、一般人が撮影のために機体に近寄れる場所は10か所未満と思われる。

【航空ショー】

2022年8月15日にBasa基地において韓国空軍BlackEaglesのアクロ公開が行われた(13日にリハーサルが実施されたが、なし崩し的に(?)一般公開されていた模様。まぁ、この国らしい)。これRIATに参加したBlackEaglesが帰国する途上で立ち寄ったもの。最後には8機デルタの後方100mほどに4機ダイヤモンドのFA-50PHが付いた「合同編隊」を披露し、これらのFA-50PHも着陸後に展示された。動画の背景にはC-130らしき機影が見えるが、エアショーでの展示機ではなさそうだ。これ以外に一般開放型のエアショーが行われたという話は確認していないが、軍関係者のみ(家族含む)の公開は何度か開催されたことがあるようだ。

【スポッティング】

原則として撮影禁止。

それ以前に場所がら長時間一人で基地脇にたたずんでいるのは危険と思われる。

【参考文献(日本語)】

「フィリピンの展示機2010」大路聡、航空ファン2010年10月号p.78-83

「フィリピン空軍博物館とマニラ首都圏の展示機」大路聡、航空ファン2020年6月号p.72-79 

【参考サイト】

airliners.netおよびSpottingmode.comを参照する。

以上