用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

航空自衛隊 F-86Dの展示機

<編集履歴> 06Aug.2018Mixiに公開、12Feb.2019はてなブログに公開、16Jun.2022 見直し更新(第9回目、喫茶飛行場の機体搬出による見直しと写真差し替え実施)

 

 航空自衛隊におけるF-86Dの運用は1968年10月1日に第101飛行隊と第103飛行隊が解散されたことで終了し、機体は用途廃止となった。供与された122機のうち半数近い59機が各地に展示された。多くの機体が各地に展示された理由として、当時は自衛隊の認知度が低くかったため、新規隊員リクルートの際に看板となるものとして「退役したばかりのジェット戦闘機」が 適切だったのだろう。

 これらの展示機もすでに約六割が廃棄されているが、退役から半世紀を経た現在も19機が全国各地に存在している。大部分は航空自衛隊基地の展示機だが、陸上自衛隊駐屯地に2機、民間施設や個人が保有する機体は5機存在している。博物館に展示されている機体(浜松広報館を含む)は3機あるが、うち1機は保管庫にあって通常は見ることができないのが残念だ。
 教育用として高校や専門学校などに7機程度が貸与されたが、現存するのは2機のみ。どちらも見学可能な日が設けられているのがうれしい。

【展示機リスト】
<航空自衛隊基地および関連施設に展示中の機体>(おおむね北から南の順)
(1) 04-8199 千歳基地
(2) 04-8167 百里基地
(3) 84-8128 熊谷基地
(4) 94-8125 小牧基地(84-8111と記載)
(5) 84-8104 浜松広報館
(6) 04-8196 奈良基地(84-8100と記載)
(7) 14-8217 小松基地
(8) 04-8202  美保基地
(9) 04-8203  防府北基地
(10) 84-8127 防府南基地
(11) 84-8106 芦屋基地
(12) 84-8115 築城基地

新田原基地の04-8187は2020年8月頃にF-86Fと共に旧アラートハンガー前に移動された。解体・廃棄されるものと思われる。また松島、入間、静浜には以前展示されていたものの、諸事情により既に廃棄されている。 三沢および那覇基地には展示されたことがない。

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写真1 航空自衛隊美保基地に展示されているF-86D。(2016年05月28日撮影)

 

<陸上自衛隊基地に展示中の機体>
(1) 14-8222 大津駐屯地(滋賀県、35.0363, 135.8674)
(2) 04-8191 善通寺駐屯地(香川県

 

<民間施設に展示中の展示機>
(1) 84-8117 都立産業技術高等専門学校、無償貸付機*1
(2) 84-8102 所沢航空発祥記念館(保管庫内)、1980年頃には木更津駐屯地置かれていた機体。「無償貸付機」ではなく、記念館開館当時に機体手配に尽力された方が別ルートで入手したと言われている。
(3) 04-8205 日本航空学園山梨キャンパス、無償貸付機*1
(4) 94-8146 長野県聖博物館、無償貸付機*1
(5) 04-8164 九州の個人所有。元は高蔵寺分屯地展示機だが、廃棄後に前部胴体のみ個人が入手し、2022年6月まで喫茶飛行場(浜松)にて展示。その後、九州の個人の手にに渡った。非公開。

*1 Jウイング誌2021年8月号付録より

写真2 長野県の聖博物館に展示されているF-86D。冬季は閉鎖され見ることができないので注意しよう。(2021年10月11日撮影)

以上