<編集履歴> 11Feb.2019作成、20Jan.2024見直し更新(第5回目、内容見直し)
【注意事項】
私が訪問したインドの都市は首都デリーのみだが、そこですら用廃機展示場所近傍の衛生状態は、日本人の目から見て”かなり”悪いところがある。これをクリアできる神経がないと二日以上の滞在は困難かもしれない。アジア周辺の”辺鄙な場所”を旅慣れた人でない場合には、いきなり長期の滞在をするような旅行計画を立てるのは無難だと思う(整備された観光地のみをめぐる場合は次元が違う。本Blogで記すのは、あくまで用廃機ハンティングを行うための話だ。念のため)。
【概要と特徴】
(1) インドは航空大国だ。自国で戦闘機を開発していたこともある。このため広い国内の各地に用廃機が展示されている。2022年3月15日時点でSpottingmode.comに登録されている用廃機は697機あるが、本Blogで全てを取り上げるつもりは毛頭なく、「私自身が訪問した場所」と「訪問してみたい場所」の情報紹介に留める。
(2) デリーは遠いように感じるが、日本の大都市圏からなら、いわゆる「週末弾丸旅行」が可能な範囲にある。観光ビザの準備も必要だが「お試し訪問」をするには良い場所だろう。
(3) 2024年1月時点では「普通の人」が日本国内からインドへ観光旅行をするのであれば、E-VISAの申請が可能だ。指定空港においては到着時ビザの取得も可能だが、旅行案内サイトを見ると「窓口に担当者が居ないこともあるので上級者向き」との記述がみられるので、お薦めはしない。さて、インド訪問に際しては「総務だろうが経理だろうが、全てのテレビ、ラジオ、新聞、出版などマスメディアに務める人」が入国する際にはジャーナリストビザの対象となる。例え休暇で訪問する場合であっても、だ(会社推薦状と取材活動自粛宣誓書の提出を求められる)。後述するエアショーに”マトモ”に入る場合にはジャーナリストビザ/ビジネスビザが必要になる。
【主な展示場所】
(1) 空軍博物館(デリー)
(2) 海軍航空博物館
(3) 国内航空基地のゲートガード
(4) 国内各地の公園など
【航空ショー】
1. 二年に一度、奇数年にイェラハンカで国際航空ショーが開催される。パブリックデーの一般エリアは「空港脇の仕切られた空き地に詰め込まれる」という状態のようで、地上展示機やタキシングは見られない模様。入間基地航空祭を入間川の土手に設けられた見学エリアから眺めるようなモンだといえば、判りやすいだろうか。入場料は多少高いがビジネスデーにシャレ―エリアに入るのが正解らしいのだが、今一つ明確な情報は得られていない。なおビジネスエリアに入る場合には観光ビザでは入れず、ビジネスビザが必要となる。ビジネスビザの発行に際しては所属会社の推薦状と相手側会社の招聘状が必要となるので、一般航空マニアがビジネスエリアに入るのは極めて難しい。
2. 二年に一度、偶数年には民間機の航空ショー(トレードショー)が行われているが、こちらの入場の際の注意も上記と同様だ。
3. いくつかの記念日には街の上空でフライバイが行われることがある。どうせ行くことはないだろうと真剣に調べたことがないが、今後情報を得たら、本文を更新することをお約束する。
【スポッティング】
撮影は厳禁。欧米のマニアサイトに写真が流れてこないコトから、極めて厳しく取り締まられているものと思われる。
【参考文献(日本語)】
「インド空軍博物館」宮間陽平、航空ファン2002年4月号p.46-49
「インド空軍博物館・駆足旅行記」大路聡、航空ファン2014年頃?月号p.63-70(記録不備のため年月不明)
「インド海軍航空博物館駆足旅行記」大路聡、航空ファン2016年5月号p.74-79
【参考サイト】
airliners.netおよびSpottingmode.comなどを参照する。
以上