用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

タイにおける展示機の概要

1.  タイでは各地に官民を問わず、様々な航空機が様々な形で残されている。この理由としては次のことが考えられる。

(1) タイ空軍創設は100年ほど前の1912年であり、兵役制度があることも下地になって航空機は庶民になじみ深い物になっている。

(2) ベトナム戦争で米軍が残していった機体がある。

(3) ドンムアン空港にて航空機の解体が行われていることから、「廃品」が入手しやすい環境にある。

 

2.タイでは主として次の場所に展示されている。

(1)  空軍博物館および通りを挟んだAviation Park周辺

(2)  ウタパオ基地周辺

(3)  Lop Buri陸軍航空基地博物館

(4)  陸海空軍の航空部隊が所属する基地のゲートガードや基地内軍事博物館

(5)  JESADA Technik Museum

(6)  科学博物館(バンコク

(7)  各地の民間商業施設における客寄せ(アイキャッチ用) 

 

3.タイはスポッターの多いヨーロッパからのリゾート観光客が多いこともあって、各地での調査が行われている。その結果はネット上に数多く掲載されている。一方で高温多湿の熱帯気候のため屋外展示機の腐食・劣化は早い。また一般的に民間施設に展示されている機体の保存状況は悪い。このため展示機の交換や廃棄がしばしば生じている。機体が展示されたというニュースを得たら、可能な限り速やかに撮影するために現地を訪問することが望ましい。 

 

4.タイの1月第二土曜日は「子供の日(”ワンデク”という)」であり、各地で様々なイベントが行われている。政府関連施設や軍事施設においては一般開放が行われる。バンコクのドンムアン基地のオープンハウス・エアショーはタイ空軍基地の公開の中で最大規模のものだ。ここを訪問すればタイ空軍保有機のほぼ全てを一度に見ることができる。ドンムアン基地においては地上展示機はその日には帰投しないのが通例だ。

 一方、地方の空軍基地では地上展示機は数機という場合がほとんどだが、絵になるショットを間近に見られることも多い。イベント構成はおおむね(1)所属機のデモ、(2)ヘリコプターと地上部隊によるCSARデモ、(3)他基地からの戦闘機のフライパスが午前と午後の2回行われるというのが標準的なもの。午後2時を過ぎるころから展示機の帰投が始まる可能性が高い(必ず帰投するわけではない)。

年に一度の機会なので、どこで何を撮るか、じっくりと考えて攻略しよう。

 

【参考】

タイの航空機情報サイト

 https://www.thai-aviation.net/

 

以上

編集履歴

30Jan.2019 公開

18Oct.2020 見直し更新(第4回目、字句表現見直し)