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【台湾】台湾空軍 F-86Fの展示機

<編集履歴> 09Feb.2021公開、13Mar.2023見直し更新(第4回目、リンク切れ解消、体裁見直し)

 

 台湾空軍には(アメリカから)1955年以降に320機のF-86Fと7機のRF-86Fが供与され1973年まで使用された。F-86FはF-86F-1からF-86F-40まで各種が供与されたそうだ。

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写真1 桃園国際空港敷地内の航空科学館(閉鎖・解体済)に展示されていたF-86F。博物館閉鎖後に展示機の大部分は隣の大園基地内の一角に集められたままになっているが、2021年1月にはこれらは処分される可能性が高いとのウワサが流れ始めた。今後の動きに注目したい。(2008年12月21日撮影) 

 

【展示機Aircrafts】

 現在の台湾には三軍陳展装備列表(民国108年版・2019年版)に記載された2機を含め、基地内展示機や教材機として11機程度が存在している。

(1) F-86F (6053 / 55020) 花蓮基地、描かれた機体番号は偽番号。本当の番号は不明

(2) F-86F (022 /?)  屏東 空軍第一後勤指揮部

(3) F-86F (6047 / 51-3394) 台南基地

(4) F-86F (6071 / 52-5442) 台中CCK基地、224 と記載

(5) F-86F (6134 / 52-4628) 臺北市八二三砲戰紀念公園、108年三軍陳展装備列表に記載

(6) F-86F (6192 / 51-12949) 金門島823戰史館、108年三軍陳展装備列表に記載

(7) F-86F (6273 / 52-4434) 新竹基地、6275と記載

(8) F-86F (6299 / 51-13364) 台南高級工業職業学校

(9) F-86F (6306 / 51-13343)  台南高級工業職業学校

(10) F-86F (6408 / 51-13283) 航空教育展示館、過去に様々なNo.を描かれた経緯あり

(11) F-86F (8609 / 51-2894)  旧桃園大園基地内、”6098 / F-86098"と記載されている

※上述の11機の他に1機があるようだが詳細は未調査。

 

【参考記事】

【台北】八二三砲戦紀念公園(情報のみ) - 用廃機ハンターが行く!

【桃園】航空科学館(閉鎖・撤去済、記録) - 用廃機ハンターが行く!

【高雄市】岡山基地脇の航空教育展示館 - 用廃機ハンターが行く!

 

【番外・亡命したF-86F】

 北京の中国人民革命軍事博物館には1963年6月2日に台湾から中国本土に向けて亡命したF-86F(6272 / 24441)が展示されている。第二聯隊11大隊43中隊の徐廷澤上尉が搭乗してきた機体だ。

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写真2 北京の中国人民革命軍事博物館にある亡命機F-86F。現在はリニューアルされた展示館内に展示されている。(2013年12月21日撮影)

 

【余談】

 1980年代後半には斗六近くにあった天元荘育楽中心という小さな遊園地にF-86Fとビッカースバイカウントが展示されていた。スライドで撮影しているのだが、どこにやったのか行方不明となっている。見つけたらUpすることを約束しておこう。

以上