用廃機ハンターが行く!

アジア各地に転がる用廃機を見に行くためのガイド(?)

【Spain】スペイン航空宇宙博物館

<編集履歴> 26Feb.2020公開、08Mar.2024見直し更新(第2回目、博物館名称変更)

<場所 Place>         スペイン航空宇宙博物館 MUSEO DEL AIRE Y DEL ESPACIO 

https://ejercitodelaire.defensa.gob.es/EA/museodelaire/en.html

< 位置Location>    40.3655N, 3.8030W  

<機体 Aircraft>         公式には200機と言われているが、実機として7-80機程度(パーツ等含まず)だろう

<訪問日Visit>    28 and 30 Apr.2000, 30 Apr. 2016, 3May.2016 

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 写真1 展示に向け修復中のMirage F.1。(2016年4月30日午前10時30分ごろ撮影)

 

<行き方 Access>

(1) 地下鉄10号線のCuatro-Vientos駅を出て大通りを南西に約1.5km、跨線橋を渡り約300mで博物館入口だ。

(2) マドリード市内Principe PioからAlcorcoに向かう一般バスに乗り、 Escuela De Transmisiones(Museo del Aire)で下車。所要10分で、すぐ近くの跨線橋を渡る。No.511, 512, 513など比較的多くの路線バスが通過するが、その頻度は15分に一本くらいだろう。2016年訪問時には市内バス回数券Metrobusは使えなかった。

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写真2 Hispano HA-220 Super Saeta.(2016年4月30日撮影)

 

<解説General> 

(1) マドリード中心部から南西に約10kmのCuatro-Vientos空港の南西端付近にある航空宇宙博物館。私が訪問した当時は「空軍博物館Museo del Aire」だったが、2020年前後に名称が変更され「スペイン航空宇宙博物館 MUSEO DEL AIRE Y DEL ESPACIO」となっている。開館時間は1000-1400、月曜日休館。2024年3月時点では入場無料のようだが、寄付を募る。

(2) 市内からの交通はバスの方が入口に近くて楽だが、のんびり乗っているとアッサリと博物館を通過されてしまい、その先数キロの次の街まで連れていかれる。駅から約1.8kmを歩くことになるが、地下鉄を利用した方が精神的には楽だ。 

(3) 博物館には屋外展示と7つの格納庫内にパーツも合わせて200機近い機体が収められていると称されるが、実際に「機体」としてカウントできるのは7-80機ではないだろうか(それでも十分な数だが)。ありすぎるので本記事では展示機の紹介は特に行わなず、博物館の紹介のみに留める。私は2000年と2016年の二回スペインを訪問し、それぞれ二日ずつ訪問したが、全てを見切ることはできなかった。なお二回目の訪問時(2016年)には一部の格納庫は改修中であり、お目当てのHe.111などを見ることができなかった。

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 写真3 Hanger5内のDe Haviland 89 Dragon Rapide。(2016年5月3日撮影) 

 

<余談>

近くのクアトロベントス空港の南東端には古い飛行機を集めた博物館もどきのエリアがある(FIO)。1月と8月を除く毎月第一日曜日には小さなエアショーが行われているという。空軍博物館から近づく道路は無く、グルリと時計回りに空港を回っていくことになる。2000年訪問時(当時は廃棄小型機の集積場だった)にはCuatro-Vientos駅から歩いて訪問したが2016年には訪問していない。バスのルートはあるが運行頻度は低そうだ。またタクシー利用の場合は大通りで捕まえられたら捕まえる(かなり困難だ)。皆さんは配車アプリを使うか、市内からタクシーでやってくるか・・・?さらに言うならば平日はゲートが閉じていて入れないみたいだ。訪問前には十分に調査されたい。

FIOのURL:https://fio.es/

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写真4 屋外にあるJu52。(2016年5月3日撮影) 

 以上